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IP電話と固定電話の違いやそれぞれのメリット・デメリットを解説
店舗やオフィスで固定電話を導入するときに、どの固定電話を契約するべきか迷っている人も多いと思います。
固定電話にもアナログ回線の固定電話やIP電話など様々なサービスがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
この記事ではIP電話と固定電話の違いやメリット、デメリットについて解説します。店舗やオフィスなどの法人で固定電話を導入する際の参考にしてください。
IP電話と固定電話
まずはIP電話と固定電話について解説します。
IP電話も固定電話サービスのひとつ
IP電話とはインターネット回線を利用した固定電話サービスです。
サービスによって取得できる電話番号に違いはありますが、市外局番の電話番号を取得できるサービスや050や0800、0120などの番号が利用できるものもあります。
電話機も市販の固定電話機を利用できるものや、スマホやパソコンで電話を受けられるものなどサービスによって様々。
IP電話にもいくつかの種類があるので、後の章で詳しく解説します。
アナログ固定電話
固定電話というと「アナログ回線の固定電話」を想像する人も多いかと思います。
光回線が普及する前はアナログ回線を利用した固定電話サービスが主流でした。
現在ではアナログ固定電話よりも、インターネット回線を利用したIP電話が主流になっていて、アナログ固定電話の利用者数も減っているためNTTでは2024年1月からアナログ固定電話の回線をIP網に移行していくことを発表しました。
IP網になるもののアナログ固定電話のサービス内容自体は従来と変わらないので、この記事では固定電話=アナログ固定電話について記載します。
IP固定電話サービスの種類
IP電話の固定電話サービスにはいくつかの種類があります。
代表的なものは下記の2つ。
- 光IP電話
- クラウド電話
それぞれの特徴についてはこちら。
光IP電話
光回線を利用した固定電話サービスです。代表的なものはNTTフレッツ光の「ひかり電話」です。
他にもソフトバンク光やドコモ光などの通信事業者がひかり電話を提供していて、これらも光IP電話です。
光IP電話の特徴は、アナログ固定電話と同じように市外局番の電話番号を使う事ができる点です。
また、インターネットとセットで契約すると月額基本料金が500円とお得に使う事ができるサービスも多いです。
電話機は市販の電話機やビジネスフォンどちらでも利用する事ができます。サービスによってはスマートフォンで電話を受けることができるものも。
固定電話番号としてだけでなく、FAX番号としてFAXの送受信を行うこともできます。
店舗やオフィス、個人事業主など法人で固定電話を利用する際に使い勝手が良く人気です。
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クラウド電話
クラウド電話もインターネット回線を利用する固定電話サービスですが、光電話との違いはクラウド上のPBXを利用して通話をするシステムである点です。
市販の電話機で使うこともできますが、専用のアプリでスマホを内線や外線化することができるのがクラウド電話の大きな特徴です。
外出中やテレワークの社員でもスマホで固定電話番号宛の内線や外線を受信することができます。
ビジネスフォンを設置する場合には、PBXを導入しビジネスフォンと接続する工事が必要ですがクラウド電話ではこの工事が必要ありません。
内線数を増やす・減らすのもネット上で設定可能なため運用管理が楽で、多くの内線や外線数が必要な会社やテレワークを推進している会社などはクラウド電話の導入で運用面も費用面でもメリットがあります。
電話番号は市外局番やフリーダイヤルを使うにはプラス料金が必要な場合が多く、050や0800番号が一般的です。
IP電話と固定電話の違い
IP電話にはいくつかの種類があることが分かったところで、次はIP電話とアナログ固定電話の違いを見てみましょう。
通信回線
IP電話はインターネット回線を利用した固定電話サービスです。音声を光インターネット回線で送受信できるデジタル信号に変換して通話します。
それに比べてアナログ固定電話の場合は、光回線が普及する前のアナログ回線を利用した電話で、交換局を経由することで音声を伝達する仕組みです。
電話相手との距離が遠いほど経由する交換局が増えるので、アナログ回線の通話料金はIP電話より高くなってしまう特徴があります。
停電時の利用
IP電話はインターネット回線を使うので停電時に電話を使う事ができません。ただ、NTTのひかり電話のように無停電電源装置を電話機やONUに接続することで停電時にも電話を使う事ができるものもあります。
アナログ固定電話の場合は停電時にも電話線から電力供給をして電話を使う事ができます。
以前は緊急通報システムを利用するにはアナログ回線の固定電話しか使う事ができませんでしたが、NTTアナログ回線がIP電話網に移行したことで、アナログ回線以外の電話回線でも緊急通報システムが使えるようになっています。
電話番号
IP電話とアナログ固定電話では使える電話番号にも違いがあります。
アナログ固定電話は市外局番の電話番号や0120などのフリーダイヤルの電話番号を使う事ができます。
IP電話は050で始まる電話番号が基本で、050で始まる番号の場合は119や110などへの発信ができません。
119や110は市外局番の基地局から1番近くの消防署や警察署に電話が繋がるような仕組みになっているので、市外局番のない050番号ではつながりません。
IP電話でも光IP電話のNTTひかり電話などは通常の市外局番の電話番号のため119や110にも発信することができます。
またIP電話の中でもオプション料金などを払うことで050番号ではなく市外局番の電話番号を使うことができるものは119や110への発信が可能です。
IP電話を導入するメリット・デメリット
店舗やオフィスでIP電話を導入する時のメリット・デメリットをみてみましょう。
基本料金や通話料がお得
IP電話はアナログ固定電話に比べて通話料が安いです。
アナログ固定電話は通話相手の距離が遠くなるほど電話の基地局をたくさん経由する必要があるため、その分通話料が高くなってしまう仕組みでした。
NTTのアナログ固定電話がIP網に移行されてから通話料は距離に関係なく全国一律の料金となりましたが、通話料の設定はIP電話のひかり電話の方が安い設定になっています。
また固定電話の基本料金自体もひかり電話はインターネットサービスとセットで契約すると安いサービスが多いです。
例えばNTTのひかり電話はインターネットのフレッツ光とセットだと月額基本料金が500円でお得に使うことができます。
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導入や運用が楽
IP電話の中でもクラウド電話はビジネスフォンを導入するよりも費用が安く、導入時の手間も少ないので導入する企業が増えています。
PBXやビジネスフォンの導入工事や設定の必要がなく、使っているスマートフォンやパソコン上で電話を受けたり、発信したりすることができるようになります。
内線や外線の数をウェブ上で自由に操作、管理ができ運用面が楽なのもメリットです。
通話品質や不具合の影響を受ける
固定電話サービスを導入する上でアナログ固定電話よりもIP電話の方が料金面や運用面でのメリットが大きいですが、デメリットがゼロではありません。
IP電話のデメリットの一つ目は、インターネットを利用した通話のためネット回線が混雑すると通話が不安定になることもあり、通話の品質が不安定な点です。
デメリットの二つ目は、特にクラウド電話の場合にはサービス提供元のシステムやアプリの不具合などにより通話に問題が生じることがあります。
それでもIP電話はデメリットよりもメリットの方が大きいので、法人でこれから固定電話を導入するならIP電話がおすすめです。
光IP電話のNTTひかり電話はインターネット回線とセットだと月額基本料金が500円で利用できます。
NTTひかり電話、フレッツ光の詳細は下記のページに記載しているのでこれから固定電話を導入予定の方はチェックしてみてください!
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