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ドコモ光で固定IPアドレスは使える?おすすめのプロバイダーはどこ?
リモートワークが加速し、在宅でお仕事をされる方も増えたことでしょう。
パソコンとインターネット環境さえあれば、大抵のことはできてしまいます。
しかし、社内の顧客管理システムや勤怠管理システム、社内共有ファイルなど、重要なデータにアクセスする必要がある場合には、情報漏洩のリスクを防ぐなどのセキュリティ対策の観点から、「誰からのアクセスなのか」を特定し、制限をかけることが基本となっています。
この際に必要になるのが「固定(静的)IPアドレス」です。
日常的な使用においては、「固定IP」を取得する必要性はほとんどありませんので、「固定IP」という言葉は知っていてもどのように取得・設定したらよいかわからないという方も少なくないでしょう。
そして、ドコモ光はドコモユーザーであればお使いのスマホの月額料金が最大1,100円の割引を受けられる、ドコモユーザーにとってはとても魅力的なサービスです。
移動系通信端末シェア36.3%(※2022年9月末時点/参考:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表」)と、シェア率1位を誇るドコモですから、ご利用されている方、ご利用を検討されている方も多くいらっしゃることでしょう。
では、ドコモ光で「固定IP」を利用することは可能なのでしょうか。
そこで、本記事ではドコモ光で固定IPの利用が可能なのか、どうすれば利用できるのか解説していきます。
ドコモ光は動的IPが基本
ドコモ光は通常、動的IPアドレスになっています。
動的IPアドレスとは、定期的に変わるIPアドレスです。
動的IPアドレスの場合は、基本的にインターネット接続機器(ONUなど)の電源のつけなおしなど、再接続をするたびにIPアドレスが変わります。
プロバイダの設定により一定時間は同じIPアドレスが割り当てられていることもありますが、基本的には変動します。
一方、固定IPアドレスの場合は常に同じIPアドレスが割り当てられます。
前述したような、誰からのアクセスかを特定し制限をする上では、動的IPの場合は都度IPアドレスが変わってしまうため、特定ができません。
そのため固定IPが必要となります。
ドコモ光でも固定IPアドレスを利用できる!
ドコモ光は通常は動的IPアドレスになっていることを解説しましたが、ドコモ光でも固定IPアドレスを利用することは可能です。
ドコモ光で固定IPを利用する場合は、固定IPオプションを提供しているプロバイダと契約し、別途「固定IPオプション」を申し込むことで利用が可能になります。
固定IPを提供しているプロバイダ
固定IPを提供していてドコモ光で契約できるプロバイダを何社かご紹介します。
【固定IPアドレス提供プロバイダ】
サービス | 月額 (固定IP1個) |
公式ページ (プロモーション) |
---|---|---|
ZOOT NATIVE (インターリンク) |
1,100円 固定IPは 別途2,200円 |
|
ZOOT NEXT (インターリンク) |
1,320円 | |
GMOとくとくBB | 1,210円 |
※表記金額は税込みです。
※2023年3月時点での情報です。
他にも、AsahiNetやBIGLOBEなどのプロバイダが固定IPの提供をしていますが、特におすすめなのはGMOとくとくBBです。
※引用:GMOトクトクBB公式サイト(画像クリックすると該当サイトに飛びます)
上の図はフレッツ光の場合の表記となっていますが、ドコモ光の場合でも料金は同様なので、この図をみてもわかるように、GMOとくとくBBが料金的にもお安くなっています。
また、GMOとくとくBBは初期費用も無料ですのではじめやすく、最低契約期間も1カ月のため、固定IPの必要が無くなった際には解約して別のプロバイダに乗り換えるなど短期での利用も可能です。
また、固定IPのサービスを申し込んでから使えるようになるまでの期間も、GMOとくとくBBであれば申し込み当日に使用開始したい旨を伝えれば、会員情報を書面より先にメールで送付してくれるなどの対応をしてくれるので、設定してしまえば当日から固定IPで使用することもできます。
気になった方は上の図をクリックしてGMOのサイト上で他社との初期費用や最低利用期間の比較表も確認できるので確認してみてください。
サポート内容も比較的充実しています。
固定IPを利用するならドコモ光のタイプはどれ?
ドコモ光で固定IPアドレスを利用することは、固定IPアドレスを提供しているプロバイダと契約すれば可能ということはここまででお分かりいただけたでしょう。
ですが、ドコモ光は光回線契約とプロバイダ契約がセットになったの光コラボモデルのサービスとなっており、その中でもセットにするプロバイダを選ぶことができる数少ない光コラボ回線です。
そして、選択するプロバイダによってタイプAやタイプBなど料金プランも異なります。
ファミリータイプ月額 | マンションタイプ月額 | 対応プロバイダ | |
---|---|---|---|
タイプA | 5,720円 | 4,400円 | ドコモnet plala GMOとくとくBB @nifty BIGLOBE BB.exiteなど |
タイプB | 5,940円 | 4,620円 | OCN @Tcom AsahiNet WAKWAKなど |
単独タイプ | 5,500円 | 4,180円 | 自由に選択可能 |
※表記金額は税込みです。
※2023年3月時点での情報です。
これを見るとタイプAのプロバイダを選択するのが一番お得なことがわかります。
しかし、タイプAやタイプBなどのセットプランでは固定IPの提供はされていません。
GMOとくとくBBもタイプAに設定されていますが、同様にこのプランでは固定IPの提供はされていません。
つまり、ドコモ光で固定IPを提供しているプロバイダと契約して固定IPを利用する場合は以下のようになります。
- タイプA or タイプBのプロバイダセットで契約+固定IP提供プロバイダを重複して契約する
- 単独タイプを選択し、固定IP提供プロバイダと契約する
これだけ見れば、②で利用したほうが良いと思われますよね。
ただ、現在ドコモ光を契約中の方とこれから契約をお考えの方でそれぞれ確認すべきポイントがあります。
現在ドコモ光を利用中の方
現在ドコモ利用中の方が確認すべきなのはまず「ご自身の契約タイプ」です。
現在ご利用中の方であれば、タイプAやタイプBでご利用中の方が大半でしょう。
その場合はまず、現在の利用タイプを継続して重複で固定IP提供プロバイダと契約をするのか、単独タイプに変更して固定IP提供プロバイダと契約するのかの判断が必要です。
この際、「申し込みの際に適用されたキャンペーンの条件」や「固定IPアドレスを使用する期間」などが判断基準となってくるでしょう。
お申込みされた窓口やプロバイダで、キャッシュバックやプレゼントなどのキャンペーンを受けられている場合には、そのキャンペーンの条件によっては、一定の期間の間にタイプ変更やプロバイダの解約をしてしまうとペナルティが発生する可能性があるので、当時の条件を確認する必要があります。
そのうえで問題なさそうであれば、単独タイプに変更し、プロバイダを解約の上、固定IP提供プロバイダと契約しても良いでしょう。
また、固定IPアドレスの利用を必要とする期間が2-3か月や半年など、短期間なのであれば、わざわざ単独タイプに変更してプロバイダを解約せずに、その期間だけ重複契約をして使用するでも良いでしょう。
もちろん、その場合は料金もタイプAやタイプBの料金に上乗せで固定IP提供プロバイダの料金がかかるので、割高にはなりますが、その都度タイプを変更したり、プロバイダを再契約したりする手間を考えれば、短期の場合は重複契約でも良いのではないでしょうか。
いずれも該当しないようであれば、単独タイプに変更して固定IP提供プロバイダと契約してしまって良いでしょう。
ただ、ご家庭のご都合やご事情もあるでしょうから、そのあたりを考慮しつつ、ここまでの内容を参考にしていただきながらご判断ください。
新規でドコモ光の契約を検討中の方
これからドコモ光の新規契約をお考えで、固定IPの利用が必要な方なら、単独タイプで契約して固定IP提供プロバイダと契約する一択のように思えます。
しかし、実は意外とそうでもないようです。
GMOとくとくBBのドコモ光の新規申し込み受付窓口に電話で問い合わせてみたところ、以下の内容を丁寧に教えてくれました。
- GMOとくとくBBxドコモ光はタイプAで戸建てで5,720円・集合住宅で4,400円
- 単独タイプの月額は戸建てで5,500円・集合住宅で4,180円
- 差額は戸建てでも集合住宅でも220円
- GMOとくとくBBxドコモ光を新規で申し込むと最大85,500円キャッシュバック
- 85,500÷220=約388カ月=約32年
GMOとくとくBBxドコモ光を新規で申し込むと最大85,500円キャッシュバックが受けられるため、タイプAと単独タイプの月額料金の差額が220円なので、実質約32年間はGMOとくとくBBでタイプAの契約と固定IPを重複で契約しても同等の金額でに使えるという内容でした。
実際に85,500円のキャッシュバックを受けるとなると、いくつかのオプションに契約する必要があるようですので、伴って月額料金は上がってしまうことが予想されますから、条件がご自身のニーズとあっているか確認が必要です。
ですが、なんのオプションにも加入しなかったとしても6,000円のキャッシュバックは受けられるようですので、220円の差額で考えると27カ月、約2年程度は同等の金額で使える計算にはなります。
これに追加でキャッシュバックが受けられるようであれば、固定IPを使用する期間などによっては、同等どころか計算上お得に使うことも可能でしょう。
これから新規で契約をご検討中の方であれば、「固定IPアドレスをどのくらいの期間利用するか」「キャッシュバック条件に自分が使用したいオプションがあるか」「オプションを最低利用期間で解約した場合の差額はいくらか」などを考慮しながら、単独タイプにするか、キャンペーンを受けてタイプAやタイプBと固定IPのプロバイダを重複契約するかの判断をしてみると良いのではないでしょうか。
GMOとくとくBBxドコモ光のキャッシュバックキャンペーンの詳細は以下(プロモーションページ)からご確認ください。
接続設定が必要なことをお忘れなく!
現在ドコモ光をご利用中の場合も、これから新規で契約される場合も、固定IP提供プロバイダと契約して固定IPを使う場合には、インターネットの接続設定が必要なことを覚えておきましょう。
特に現在ご利用中の方は注意が必要です。
重複契約の場合には接続設定で接続先のプロバイダを変更しなければ、接続先がもともと使用していたプロバイダに割り当てられる動的IPのままになってしまいます。
単独タイプでもともと使用していたプロバイダを解約した場合にも、接続設定で接続先プロバイダの再設定をするまでインターネットにつながらなくなります。
重複契約で接続先を変更する設定方法については以下の記事で解説しています。
楽天ひかりについての解説ですが、重複契約の場合の設定方法は同じですので参考にしてみてください。
固定IPにはデメリットもある!
固定IPを利用する際にはデメリットもあることも覚えておいてください。
例えば、IPアドレスが固定されているため、動的IPとくらべて不正アクセスの対象になりやすいということです。
そのため、固定IPを利用する際は同時にセキュリティ対策のオプションなどを契約するなど、対策を講じておいた方が安心です。
固定IPについては以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
まとめ
ドコモ光は通常だと動的IPアドレスになっています。
ドコモ光で固定IPアドレスを利用したい場合は、固定IPアドレスを提供しているプロバイダと契約することで利用が可能になります。
その際、ドコモ光をタイプAやタイプBで契約しつつ重複して固定IP提供プロバイダと契約するのか、単独タイプで契約するのかはご自身のニーズを考慮しながらしっかり検討した上で判断しましょう。
固定IPの場合は基本的にIPv6には対応していませんので、ご自身で接続設定をする必要があることもお忘れなく。
テレワークをする上で重要な役割を担う固定IP。
セキュリティ対策などを整えて安全に活用していきたいですね。
最後に固定IP提供プロバイダを再度まとめてご紹介しますので参考にしてみてください。