本記事にはプロモーションが含まれている場合があります
ウォーターサーバーの水は汚い!?衛生的に使うコツとおすすめ機種
ウォーターサーバーの水は汚い、ウォーターサーバーは不衛生という言葉を目にしますが本当でしょうか?
実際、ウォーターサーバーの水に異物が浮遊しているのを目撃した人も!?
熱いお湯や冷たい水がいつでも使える家庭用ウォーターサーバーは非常に便利で、毎日使うものだからこそ衛生面が気になるところです。
この記事では、汚いウォーターサーバーになる原因と、ウォーターサーバーを衛生的に使うポイント、セルフメンテナンスの方法について詳しく紹介します。
ウォーターサーバーの水は汚い?
ある日ウォーターサーバーの水を注いだら、もやのような異物が浮いていたらびっくりしますよね。
でもこれは、実際にあったウォーターサーバーのユーザーの体験談です。
このケースでは、ユーザーがメーカーに問い合わせた結果、水に浮いていたもやのようなものの正体が「細菌の塊」であったことが分かっています。
メーカーの説明によると、この細菌は空気中にも存在する一般的な細菌で健康被害はない、ということだったようですが、きれいなはずの水に異物が浮いていたら見た目も汚いですし、心理的にどうしても嫌な気持ちになってしまいます。
ウォーターサーバーの水は、基本的に徹底した殺菌処理がされ、ろ過フィルターなどを通して不純物や異物が取り除かれた状態でボトリングされているので、少なくとも開封前の水はきれいだといえるでしょう。
また、使用するボトルやキャップなども十分な洗浄・殺菌処理が行われているため、清潔が保たれています。
ウォーターサーバーの水は限りなく不純物が少なく、空気中の細菌と触れないように工夫されているのです。
汲み置きした水道水や、開封して冷蔵庫で保管している市販のペットボトルなどの水に比べると腐りにくくなっています。
では、ウォーターサーバーの水が汚くなる原因はどこにあるのでしょうか。
汚いウォーターサーバーになる原因
ウォーターサーバーのお水や本体が汚く、不衛生になってしまう原因は何でしょうか?詳しく紹介します。
①ウォーターボトルの賞味期限が守られていない
ウォーターサーバーの水の賞味期限は、メーカーにより異なりますが開封していない状態で約6ヶ月(RO水の場合は6~12ヶ月)になっており、開封したら二週間ほどで飲み切るよう推奨されています。
各家庭の設置環境が異なるので一概には言えませんが、この期限を越えるとウォーターサーバーのお水にカビや雑菌が繁殖する可能性が高くなります。
ウォーターサーバーのお水は、天然水もRO水も塩素処理がされていません。
また最近人気の水道直結型や浄水型のウォーターサーバーは水道水を使いますが、フィルターで塩素も除去するので、どのタイプのウォーターサーバーもお水は早めに飲み切るようにしましょう!
特にサーバーに設置済みで開封したお水や、サーバーで浄水した水道水は空気に触れるタイミングが増えて劣化しやすく、雑菌も繁殖しやすい環境なので新鮮なうちに使ってしまいましょう。
②ウォーターサーバーの掃除・メンテナンスがされていない
ウォーターサーバーは、定期的な掃除やメンテナンスが必要です。
特に注水口は水はねして汚い状態になりやすいため、雑菌が繁殖・増殖しやすいのです。
取扱説明書にも「注水口が汚れたら除菌アルコールなどで掃除してください」と書かれています。
雑菌は汚い場所、水分のある場所では増殖しやすいので、ウォーターサーバーのメンテナンスを怠ると注水口から雑菌が侵入し、サーバー内で増殖する恐れが。
注水口以外に、ボトル型のウォーターサーバーであればボトルと本体の接続部分もカビが生えやすい場所なので要注意です。
また、ウォーターサーバーを使う時には、手も清潔な状態で触れるようにするなど雑菌が繁殖しないような工夫が必要です。
水道水とウォーターサーバーの水はどっちが汚い?
結論からいうと、水道水とウォーターサーバーの水は水質基準をクリアしているため、どちらも汚いということはなく、安心して飲めるものだといえます。
水道水とウォーターサーバーの水は、そもそも「水質基準」が異なります。
水道水は、水道法第4条の規定に基づき、厚生労働省が定めた「水質基準に関する省令」で規定する水質基準に適合することが必要です。 (令和2 年4月1日施行)
一方ウォーターサーバーの水は食品衛生法の清涼飲料水の製造基準の26項目をクリアしていれば良いとされていますが、各社独自の基準に基づいて放射能検査などを行い、「安心・安全な水」を販売しています。
結論としては、水道水、ウォーターサーバーのどちらも「安心・安全な水」であり、「汚い」ということはありません。
大切なのは使用する「環境や状況」、「各自の取扱いの仕方」であることが分かります。
水道水はウォーターサーバーと違って雑菌が繁殖しないようカルキ消毒がされています。
でも、蛇口の吐水口も掃除せず放置すればカビや水垢が溜まり細菌が繁殖しやすい環境に。
そこから出てくる水道水を飲むのは、汚れた水を飲んでいるのと変わらなくなってしまいます。
ウォーターサーバー、水道水どちらを使うにしろ掃除・メンテナンスが重要です!
水道水を赤ちゃんが飲んでも良いの?
水道水は、カルキで消毒しているため、雑菌が繁殖しない反面、残留塩素が気になります。
水道水はちょっと鼻にツンとくる臭いがしますよね。これはカルキによるものです。
カルキはたんぱく質を破壊するので髪や肌が傷むことも。
昔と比べて水質が悪くなったことでカルキを使用する量も増えているため、肌の弱い人は心配ですよね。
とくに抵抗力の弱い赤ちゃんなどは、カルキの入った水を飲むと体に負担がかかるので注意が必要。
水道水でミルクを作る場合には、きちんと10分以上煮沸を行い塩素やトリハロメタンなどの不純物を取り除いてからにしましょう。
ただし、水道水の中には煮沸では取り除けない不純物も混ざっています。
体に害はない量とはいえ、赤ちゃんの健康に細心の注意を払いたい方にとっては、ミネラルウォーターやウォーターサーバーの水を使うのがおすすめです。
汚いウォーターサーバーにならないコツ
ウォーターサーバーのメンテナンスを怠り汚い状態にしていると、雑菌が繁殖したりカビが生えることもあります。
そんな汚いウォーターサーバーにならないためには、どのようなことに気を付ければ良いでしょうか?
ウォーターサーバーを清潔な状態に保つ方法を具体的に紹介します。
①水は早目に飲み切る
ウォーターサーバーの水には塩素が使われていません。その分塩素臭もなく美味しいのですが、雑菌やカビたちにとっても良い環境に。
開封前のウォーターサーバーの水は、メーカーごとに異なりますが約6ヶ月〜1年ほど保存ができますが、設置して一度開封したボトルのお水はなるべく1ヶ月以内に飲み切るようにしましょう!
最近人気の水道直結型や浄水型ウォーターサーバーの場合は、水道水をフィルターで浄水して塩素や不純物を取り除くので、これらの水も保存があまり効きません。
水道直結型、浄水型ウォーターサーバーの水はその日のうちに使い切りましょう。
②細菌や雑菌の繁殖しにくいウォーターサーバーを選ぶ
ウォーターサーバーには様々なタイプがあり、自動でサーバー内部をキレイにしてくれる自動クリーン機能や除菌機能が搭載されているものもあります。
このようなウォーターサーバーを選べば、サーバーのタンク内部も清潔な状態で保ちやすくなりますよ。
③ウォーターボトルの配送方式はワンウェイ方式がおすすめ
ウォーターボトルの配送には、ワンウェイ(一方通行)方式と、リターナブル(返却可能)方式があります。
リターナブル方式のボトルは硬質素材でできており、水が減るとその分ボトル内に空気が入り込むため、水が空気に触れて劣化しやすく、雑菌が繁殖する可能性もあります。
各ユーザーから空ボトルを回収し消毒して使い回すので環境面を考えるとエコですが、回収前にボトルがどのような環境にさらされていたかは分かりません。
一方、ワンウェイ方式のボトルは、中の水が減るとその分ボトルが収縮していくため水が空気に触れにくく、細菌が繁殖しにくくなっています。
使用後はプラスチックやリサイクルゴミとして捨てることができるので、返却して再利用するリターナブル方式と比べて衛生的と言えます。
水の劣化のしにくさで選ぶならワンウェイ方式タイプのウォーターサーバーがおすすめです。
④ウォーターサーバーはこまめに掃除し汚い状態を作らない
ボトル宅配型ウォーターサーバーの日常のセルフメンテナンスは、アルコール消毒スプレーを使って拭き掃除を行えば十分です。
ウォーターサーバーを分解して内部を掃除するのは素人には難しいのでセルフメンテナンスではやらなくてOK!
注水口や受け皿、ボトルとの連結部分など不衛生になりやすい箇所を中心に掃除し、水あかによるぬめりやカビが発生するような汚い状況を作らないようにしましょう。
浄水型のウォーターサーバーは、水道水を補充するタンクが取り外せるようになっているものが多いので、タンクはこまめに洗いましょう。
⑤メーカーの定期メンテナンスを受ける
ウォーターサーバーのメーカーによっては、定期メンテナンスや定期交換を無料で行ってくれるところもあります。
定期メンテナンスでは、フィルターや部品の交換、また自分では難しいサーバー内部の掃除を行ってくれるので、ぜひ利用しましょう。
メーカーによってはメンテナンスを有料で行っているところもあります。
メーカーがメンテンス不要!と謳っているメーカー以外は、年に1回程度有料のメンテナンスを利用するとより衛生的に使うことができるのでおすすめ!
ウォーターサーバーのセルフメンテナンスのポイント
具体的にウォーターサーバーのセルフメンテナンスでどこを掃除したらいいの?
という人の為に、セルフメンテナンスを行うべき場所・ポイントを解説します。
注入口はこまめに掃除し雑菌が内部に入るのを防ぐ
ウォーターサーバーのお水やタンク内部に雑菌が繁殖しやすくなる1番の理由は「注水口の汚れ」です!
露出しているので外気にも触れやすく、水やお湯を注ぐ時に食品が跳ねたり、コップや手に付着した雑菌が触れたりする可能性があります。
注水口はこまめにアルコールで拭き取り、衛生的に保ちましょう!
注水口付近のレバーやチャイルドロックも一緒に拭いてしまうのがおすすめです。
水受け皿の掃除も忘れずに
注水口下の水受け皿もメーカーによって取り外しができるようになっているので、食器用洗剤などで洗って清潔に!
お手入れの目安は週に1回です。
接続部はボトル交換のたびに清潔に
ボトル型のウォーターサーバーの場合は、水のボトルとサーバー本体の接続部に水が溜まりやすく、赤カビや雑菌が繁殖しやすいです。
ボトルを交換するたびに接続部もアルコールで拭き、ぬめりやカビを防止!
さらに上の画像の真ん中の棒は「受水棒」といって、ここが水ボトル内部とサーバー内部に繋がる重要なパーツです。
受水棒が汚染されるとボトル内部やサーバー内部にもカビや細菌が侵入してしまうので、汚れた手で触れない、外気に長い時間さらさない、アルコールでしっかり除菌を心がけましょう!!
給水タンクは水洗いを
水道水を手動で補充する浄水型ウォーターサーバーの場合は、給水タンクが取り外せる仕様になっているものが多いです。
この給水タンクは最低1週間に1回、できれば3日に1回は食器用洗剤で洗い清潔に保ちましょう!
浄水型や水道直結型ウォーターサーバーの場合、浄水フィルターは月額料金内で各メーカーが交換時期のタイミングで送ってくれるのでフィルターは安心です。
サーバー本体もこまめに拭く
ウォーターサーバー本体の上部や側面なども、何もしないとホコリが溜まったりします。
サーバー本体に付着したホコリが注水口やタンク内部に入ってしまう可能性もゼロではありません。
ウォーターサーバー本体もアルコールでこまめに拭いて、ホコリが溜まらないように!
まとめ
ウォーターサーバーの水は、徹底した衛生管理のもと製造されているので、日頃のメンテナンスをしっかり行い、水の賞味期限を守るようにすれば、いつでも清潔で美味しいお水を使うことができます。
せっかくお金を払っているウォーターサーバーなので、衛生的に使って、安心・安全な美味しいお水を楽しみましょう!