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【OCN光の速度】申込む前に知っておきたい!OCN光の回線速度やみんなの評判は?
最近は石原さとみさんのTVCMでもお馴染みのOCN光。
今では名前は知っているという方も多いのではないでしょうか。
OCN光は、OCNモバイルONEとセットで契約することで、OCNモバイルONEを利用のご家族なら最大5契約まで月額から220円の割引を受けることができるため、OCNモバイルONEユーザーには特に魅力的なサービスです。
ですが、動画視聴やオンラインゲームが当たり前に普及した現代において、インターネット回線は料金だけでなく、その通信速度も大事な検討ポイントになっているのではないでしょうか。
そこで本記事では、OCN光の通信速度や評判など、速度測定サイトや口コミサイトを参考にしながら解説していきます。これからOCN光の導入を検討されている、通信速度が気になる、といった方は参考にしてみてください。
※本記事で紹介する情報は2023年5月時点の情報です。
※本記事で紹介する料金は特別な記載がない限りすべて税込み表記です。
OCN光とは?
「OCN光」とは、プロバイダーの「OCN」が提供している「光コラボ」サービスです。
光コラボとはNTT東西のフレッツ光の回線を各事業者が借り受け、自社サービスとして提供しているインターネットサービスの総称です。
NTT東西のフレッツ光の回線網を使用するため日本全国でサービス提供しており、提供エリア、提供物件であればどなたでも契約することができます。
そしてOCN光とOCNが提供する格安SIM(MVNO)「OCNモバイルONE」をセットで契約することで、OCNモバイルONEを同一住所で利用のご家族なら最大5契約まで月額220円の割引を受けることができる「OCN光モバイル割」を適用することが可能となっています。
「OCN」はもともと「NTTコミュニケーションズ」が提供するプロバイダサービスでしたが、2022年7月1日より法人向けサービスはNTTコミュニケーションズが継続して運営し、OCNなどの個人向けサービスは「NTTレゾナント」が引き継ぐ形となりました。NTTレゾナントは「NTTドコモ」の100%子会社になります。
OCN光の月額料金
OCN光の月額料金は以下の通りです。
【OCN光 月額料金】
契約タイプ | 月額料金 |
---|---|
マンションタイプ | 3,960円 |
ファミリータイプ | 5,610円 |
※ 2年契約などの割引適用後の料金です。
OCN光はマンションタイプ・ファミリータイプの料金ともに、光コラボ回線の中でも比較的低価格な料金設定となっています。
OCN光の通信速度は?
では、OCN光の通信速度はどの程度なのでしょうか。
OCN光の「最大通信速度」は上下最大1Gbpsとなっています。
この「上下最大」とは上りと下りの最大値で、「上り」は「アップロード」、「下り」は「ダウンロード」の事を指しています。
よって、OCN光はアップロード・ダウンロードする際の通信速度が最大1Gbpsということです。
ただし、この最大通信速度とは理論上の最大値であり、実際に1Gbpsという速度が出ることはまずありません。
実際の速度はご利用されるお住まいの設備や立地条件、ルーターやPCなどの通信環境によって左右されます。
そのため、通信速度の部分でインターネット回線を検討する際には最大通信速度と平均速度の両方を参考にしてください。
平均速度とは、実際に利用しているユーザーが速度測定サイトなどで測定した通信速度の実測値の平均値です。
そして、OCN光の平均速度は2023年5月現在で上り(アップロード)が「231.46 Mbps」下り(ダウンロード)が「278.69 Mbps」となっています。
※以降本記事での平均速度はすべてみんなのネット回線速度という速度測定サイトの2023年5月時点での情報を参考にしています。
【OCN光 通信速度】
上り | 下り | |
---|---|---|
最大速度 | 1Gbps | 1Gbps |
平均速度 | 231.46 Mbps | 278.69 Mbps |
OCN光と他社の光回線の通信速度の比較
OCN光の通信速度については前項でわかりましたが、これだけですと実際のところ速いのか遅いのか分からないですよね。
そこで、ここではOCN光と他社の光回線との通信速度を比較していきます。
最大速度を比較してみよう!
まずはOCN光と他社の主要な光回線の最大速度を比較してみましょう。
なお、以下に挙げるサービスには上下最大10Gbps対応のプランなどもありますが、提供エリアなどが限られているため、ここでは一般的なプランで比較しています。
上り最大速度 | 下り最大速度 | |
---|---|---|
OCN光 | 1Gbps | 1Gbps |
ソフトバンク光 | 1Gbps | 1Gbps |
ドコモ光 | 1Gbps | 1Gbps |
ビッグローブ光 | 1Gbps | 1Gbps |
ソネット光プラス | 1Gbps | 1Gbps |
楽天ひかり | 1Gbps | 1Gbps |
フレッツ光 | 1Gbps | 1Gbps |
au光 | 1Gbps | 1Gbps |
NURO光 | 2Gbps | 2Gbps |
NURO光の下り速度だけ2Gbpsと他の回線よりも最大値が速くなっていますが、それ以外の回線については最大速度に違いはありません。
また、上表でフレッツ光よりも上に挙げている光回線はすべて「光コラボ」のサービスのため、最大速度などはフレッツ光に準じています。
そして、いずれの回線も前述したように実際に最大速度が出ることはまずありません。
最大通信速度が100Mbpsや300Mbpsといったサービスと比較するようであれば最大通信速度でもある程度比較の参考にはなりますが、このようにほぼ横並びであれば平均速度で比較する方が検討の目安になります。
【通信速度の単位「bps」について】
「bps」・・・bits per secondの略で1秒間に送信できるデータ量を表した値。数値が大きい=通信速度が速い。
1Mbps(1メガ)=1,000Kbps
1Gbps(1ギガ)=1,000Mbps
平均速度を比較してみよう!
最大速度の比較ではNURO光の下りの速度が速い以外、あまり違いがありませんでした。
次は先ほど挙げた他社の光回線とOCN光の平均速度を比較してみましょう。
上り平均速度 | 下り平均速度 | |
---|---|---|
OCN光 | 231.46 Mbps | 278.69 Mbps |
ソフトバンク光 | 267.50 Mbps | 321.05 Mbps |
ドコモ光 | 244.79 Mbps | 274.47 Mbps |
ビッグローブ光 | 234.61 Mbps | 267.54 Mbps |
ソネット光プラス | 231.46 Mbps | 277.54 Mbps |
楽天ひかり | 228.11 Mbps | 244.54 Mbps |
フレッツ光 | 226.00 Mbps | 274.47 Mbps |
auひかり | 468.53 Mbps | 486.36 Mbps |
NURO光 | 537.65 Mbps | 588.40 Mbps |
平均速度で見てみると、NURO光がダントツで速く、次にauひかりと続いています。
OCN光を含むその他の光回線の平均速度はおおよそ200~300Mbps程度で、大きな差はありませんでした。
平均速度の参考にしているみんなのネット回線速度の光回線の通信速度ランキングでは65社中44位とどちらかというと低い位置にいますが、下りで278Mbps出ているようであれば日常の使用において支障がでるようなことはまずありませんし、特別問題なく快適に使うことができる速度です。
「普通に使えれば問題ない」「遅いかどうかは気になるけど、そこまで高速な通信速度は求めていない」といった方であれば、OCN光を選んでもまず問題ないでしょう。
ちなみに、NURO光やauひかりの通信速度がOCN光を含むその他の光回線と比べて高速なことには、「独自回線」と「共有型回線」の違いがあります。
共有型回線とは、1本の回線を何本にも分岐させることで、近隣のユーザーが共有で使用しているタイプの回線です。
共有で使用しているため、アクセスが多くなり高負荷となると遅延や切断といった問題が起こる場合があります。
フレッツ光やその回線網を使用する光コラボはこの共有型回線にあたります。
これと反対に独自回線とはその名の通り、独自の光回線を使用しており、他社と共有していないため、回線の混雑がしにくくなっています。
NURO光やau光はこの独自回線にあたるので、これが上表に挙げたような他の回線よりも高速な通信速度が実現できる一つの要因となっています。
料金よりもとにかく速度重視という方は上表で速度がダントツのNURO光などを選ばれると良いでしょう。
NURO光を申し込むなら45,000円のキャッシュバックがもらえてお得な公式サイトがおすすめです。
快適な通信速度の目安
OCN光はNURO光やauひかりと比べると速度は劣りますが、日常の使用においては特に支障なく快適に使える旨を前述しました。
実際に日常の使用においてはまず問題ないことを確認いただくために、利用目的ごとの快適に使用するための速度の目安を見てみましょう。
- LINEなどのSNS→1Mbps
- Webサイトの閲覧→3~10Mbps
- 動画の再生(1本分)→0.7〜20Mbps
- オンラインゲームやビデオ会議など→30Mbps以上
それぞれ解説します。
【メールやLINEをする場合】
メールやLINEをする場合の目安は送信で上り1Mbps程度、受信で下り128Kbps~1Mbps程度です。
【ネットサーフィンをする場合】
ページ上の画像の多さなどによっても異なりますが、画像が多いページの場合でも快適に視聴するための目安は10Mbps程度です。
【動画を視聴する場合】
YouTubeヘルプで、YouTube動画を快適に視聴するために必要な回線速度の目安を画質ごとに解説しています。
画質 | 速度 |
---|---|
4K | 20Mbps |
HD 1080p | 5Mbps |
HD 720p | 2.5Mbps |
SD 480p | 1.1Mbps |
SD 360p | 0.7Mbps |
最高画質の4Kの場合でも20Mbpsが目安となっているので、20Mbps以上あれば問題ないことがわかります。
【オンラインゲームをする場合】
快適にプレイするためには30Mbps、動きが激しいものであれば100Mbps程度です。
【オンラインゲームなどのライブ配信をする場合】
上りの速度が30Mbpsを安定して超えていることと、ping値が30ms以下である必要があります。
1番通信速度を必要とするのは、上りだとオンラインゲームなどのライブ配信をする時の30Mbps、下りだとオンラインゲームの100Mbpsですが、OCN光の平均速度はどの数値も超えています。
日常使いのインターネットにおいて、OCN光は十分な通信速度だと言えるでしょう。
OCN光のユーザーからの評判は?
最大速度や平均速度を見て、OCN光の通信速度は遅くないこと、日常の使用において問題ないことは確認できました。
ですが、実際に使用している人の意見も気になる方は少なくないでしょう。
そこで、「Twitter」や「価格.com」の口コミから実際にOCN光を利用している方の速度についての投稿を調査してみました。
結果は以下の通りです。
速い | 遅い | |
---|---|---|
41 | 14 | |
価格.com | 86 | 40 |
合計 | 127 | 54 |
Twitterの調査は2022年5月~2023年5月現在の「OCN光 速い」(OCN光 速い until:2023-05-31 since:2022-05-01)「OCN光 遅い」(OCN光 遅い until:2023-05-31 since:2022-05-01)で検索してヒットした投稿から内容を確認し、実際にOCN光に対して速いor遅いとつぶやいているもの(スピードテストの結果投稿も含む)です。
価格.comはOCN光の評判・満足度レポート上で回線速度満足度に★を4個か5個つけているものを「速い」★が1個か2個のものを「遅い」としています。
ちなみに、Twitter上で遅いという結果に入れた投稿の中には以下のように日常使用においては支障の無い速度と言える方の投稿も含めています。
Twitterでも価格.comでも「速い」という投稿数が「遅い」という投稿数の倍以上あることもあり、まず問題ないと言えるでしょう。
また、遅いという声の中には時間帯によるものや、ご自宅の環境による投稿もありました。
このような場合、接続方法や環境を改善することで速度が改善されるケースも多く、OCN光だから遅いとは言えない場合もあります。
以下でTwitterと価格.comの実際に調査した口コミをそれぞれいくつかご紹介します。
Twitterの口コミ
Twitteでの口コミの結果は以下の通りでした。
速い | 遅い | |
---|---|---|
41 | 14 |
Twitter上ではスピードテストの結果が多かったのですが、下りで500Mbps以上出ている方もいました。
中にはなんとNURO光より早くなったという声も。
それぞれ見ていきましょう。
【 Twitter 】速いという口コミ
【 Twitter 】遅いという口コミ
このように、「遅い」という声でも、最後にご紹介した1件を除いては、そこまで支障の無さそうな速度や、一時的な通信障害や接続機器に原因がありそうなものが多くなっています。
また、「フレッツ網はまぁまぁ」というツイートにもあるように、光コラボの場合、大元のフレッツ光自体で問題が起きている可能性もあり、このような場合はOCN光だけでなく、その他の光コラボ回線でも同様の障害が起きている可能性が高いです。
価格.comの口コミ
価格.comでの口コミの結果は以下の通りでした。
速い | 遅い | |
---|---|---|
価格.com | 86 | 40 |
価格.com上では速度だけでなくサポートについても良い評価が多かった印象です。
こちらもそれぞれ見ていきましょう。
【 価格.com 】速いという口コミ
全体的にとても満足しています。
2023年4月9日 17:48
回線速度満足度★5
【回線速度】速くて、トラブルも少ないのでとても満足しています。
【ご利用料金】
【サービス】
【セキュリティ】
【サポート】
【総合】20年以上利用していますが、トラブルはほとんどありません。
総合満足度★★★★★5
引用元:価格.com
普通に速い光回線
2023年3月4日 17:30
回線速度満足度★5
【回線速度】 常時180メガぐらい出ています
【ご利用料金】月9000円ぐらいなので普通ではないでしょうか
【サービス】付属のスタートアップツールなどからリモートサポートやサービス申し込みなどができます
【セキュリティ】PC1台までセキュリティ対策ツールというウィルスバスターのOEM製品が使えます。ウィルスバスターに付属しているセキュリティ対策ブラウザも使えるので満足です
【サポート】最初に接続が上手く出来なかった時に丁寧に説明してもらい満足です
総合満足度★★★★★5
引用元:価格.com
料金が、高い。
2023年3月4日 17:02
回線速度満足度★5
【回線速度】平均だとおもいます。
【ご利用料金】高いとおもいます。安いのが、どんどん出ている、今。
【サービス】普通 料金なみに。
【セキュリティ】良いとおもう。
【サポート】良いとおもう。
【総合】まあまあ良い。
総合満足度★★★3
引用元:価格.com
わからない事はすぐに解決案をだしてくれる。
2023年1月29日 03:31
回線速度満足度★4
【回線速度】
設置場所が定められていて少し距離がある為
ネット電波が通りにくいが苦ではない。
【ご利用料金】
問題ないです。
【サービス】
出来る限りの対応で納得、満足するまで
一緒に解決案を考えてくれる。
【セキュリティ】
問題ないです。
【サポート】
ネット環境の問題をこうしてみてはどうか?と
色々な対策を考えてくれました。
これには物凄く助けられました。
【総合】
困った事があればすぐに対応してくれるので
安心して委ねられる。
総合満足度★★★★4
引用元:価格.com
速度については高評価でも、料金が高い、9000円程度という声もちらほら見られました。
しかし、OCN光はマンションタイプで3,960円ファミリータイプでも5,610円となっています。
もしかすると、こういった料金が高くなってしまっている方は最初の申し込みの際のキャッシュバックなどのキャンペーンの適用条件で、オプションサービスをいくつか契約させられているのかもしれません。
キャッシュバックなどの特典は是非受けられた方が良いですが、適用条件についてはよく確認しておきましょう。
また、オプションサービスは解約できますから、適用条件としてオプションに加入したようであれば、加入したことを覚えておくのに加えて、加入したオプションと解約のタイミングや方法についても確認するようにしてください。以下の窓口からのお申込みであれば、無条件で4万円のキャッシュバックが受けられるのでおすすめです。
【 価格.com 】遅いという口コミ
CNバーチャルコネクトに問題あり?
2022年11月10日 12:36
回線速度満足度★2
OCNバーチャルコネクト対応ルーターを購入し接続していますが、速度が全然でないので現在試行錯誤中です
戸建て、GE-ONUとIODATEの対応ルーター
【回線速度】
下記はすべてルーターへの有線接続
最高でも210M bps
何故かPS4やPS5でも160程度しか出ない
CAT6AケーブルにセキュリティソフトOFFでこの速度は満足しない
【ご利用料金】
普通
【サービス】
なにもない
【サポート】
少なくともチャットでは最悪
嘘、出鱈目が多すぎる
工事の案内は最悪だった
申し込んで電話が来て工事しますよー、となったのにONUの型番を知りたくて問い合わせしたら
「工事と同時にもっていきます。工事日確認の電話?それは現地調査ですよ」
当日来た工事担当者は高所作業車もって工事して帰りましたよ
チャット担当者、出鱈目が過ぎる
【総合】
上記のことで信頼度はゼロです
総合満足度★1
引用元:価格.com
OCN 信じてたのに!
2022年3月26日 03:38
回線速度満足度★1
【回線速度】
いかんせん速度が出ない!週末時間帯16M酷い時は8M何かの間違いかとサポートに電話したが(直ぐにつながり寧寧な対応)それでも速度が上がらない!平日の深夜帯で58Mそれが速く感じてしまうほ ど、(悲しい…)昔のADSLの方が速度が安定してたけど(54M程)違約金払って解約したいけど、それも悲しい。
【ご利用料金】
【サービス】
【セキュリティ】
【サポート】
電話つながりやすいと思います。対応丁寧だし、ただ住宅環境ですと言われるだけ!
【総合】
総合満足度★★2
引用元:価格.com
あまりいいイメージがなく、今後に期待したいと思います!
2021年4月21日 02:38
回線速度満足度★2
【回線速度】遅い
【ご利用料金】高い
【サービス】特に説明もなくあまりよくない印象です
【セキュリティ】詳しいことはわかりかねますが、普通だと思っています
【サポート】電話対応や、実際に家に来ていただいた際にとても時間がかかり、来た担当者もよくわかってなさそうだったのであまりよくない印象があります
【総合】あまりよくない
総合満足度★★2
引用元:価格.com
速度が遅い
2021年2月21日 14:04
回線速度満足度★1
【回線速度】Softbank光から料金を下げる為にOCNに乗り換えました。が、速度が30~40gbs(昼間下り)程度で一桁低いです。プライムビデオは何とか見られますがこんなに遅いとは・・・。
【ご利用料金】
マンション3600円/月
【サービス】
【セキュリティ】
【サポート】
【総合】
加入者数に対して通信設備が追い付いていないと思われます。
総合満足度★★★3
引用元:価格.com
通信速度の遅くなる原因、改善方法は?
OCN光の評価は「速い」という声が「遅い」という声の倍以上でした。
そのため、速度が遅いという方は、利用環境の中に遅くなってしまっている原因がある可能性が考えられます。
ここでは光回線が遅くなる原因とその対策方法について解説していきます。
契約後には利用者側では変更できないこともあるので、ご契約前にしっかりと確認してください。
光回線の速度に影響を与えるものは主に3種類に分けることができます。
- 光回線網の種類
- マンションなどの集合住宅設備の配線方式
- 利用環境
それぞれみていきましょう。
❶光回線網の種類
光回線にはは前述もしましたが「共有型回線」と「独自回線」の2種類あります。
OCN光、ドコモ光、ソフトバンク光、ソネット光などは共有型のNTTのフレッツ回線網を利用しており、NURO光やauひかりは独自の回線を利用しています。
最大速度においては先ほども比較したように大きな差はないのですが、複数のユーザーで元の回線を共有して使うために、伴って回線の混雑度も違い、実測値に差が出てきます。
共有型回線は複数の人が同じ回線を利用しているため回線が混雑し、利用が集中する時間帯には特に速度が落ちてしまいます。
一方でNURO光やauひかりなどの独自回線はNTT回線と異なり、複数のユーザーと回線を共有しないので、回線が混雑しにくくなっています。
そのため、高速で安定した通信速度が出やすくなっているのです。
❷マンションなどの集合住宅設備の配線方式
集合住宅の場合、同じ回線設備を数世帯で利用するので、契約者が多いほど速度が遅くなりやすくなっています。
また、各戸までどのような方法で接続しているかによって回線速度が変わってしまうのです。
配線方式は、光配線方式、VDSL方式、LAN配線方式などがあります。
それぞれの特徴と配線方式の確認方法は以下の通りです。
※スマホの方は表をスクロールしてご確認ください。
配線方式 | 最大速度 | 特徴 | 確認方法 |
---|---|---|---|
光配線方式 | 1Gbps | もっとも速い方式。各戸まで光ファイバーケーブルを接続する | コンセント(プラグの差し込み口の横)に「光」「光コンセントSC」表記 |
VDSL方式 | 100Mbps | 建物の入り口から各戸まで電話回線で繋いでいる | 電話線の端子からネット機器に電話線が繋がっている。コンセントに「TEL」や「NTT」表記 |
LAN配線方式 | 100Mbps | 建物の入り口から各戸までLAN回線で繋いでいる | コンセントに「LAN」「CAT5e」「CAT6」などの表記 |
※最大速度は各配線方式の一般的な最大速度です。
※通信用のコンセントはテレビ裏やインターフォンの受話器の下、窓側などについていることが多いです。
VDSL方式やLAN配線方式ですと対応している最大速度がそもそも低いことに加え、各部屋まで電話線やLANケーブルを使用するため速度が落ちてしまいます。
❸利用環境
利用環境が原因となる時は具体的に6つあります。
- 接続しているスマートフォンなどの電子機器の不調
- ルーター(通信機器)の不調
- スイッチングバブのスペックが低い
- 端末(電子機器)やルーター(通信機器)のWi-Fiの性能が悪い
- Wi-Fiを受信する環境が整っていない
- LANケーブルが古い、断線もしくは接触不良を起こしている
ここまでは回線網の種類、マンションなどの集合住宅設備の配線方式、利用環境が回線速度に影響を及ぼす主な要因を挙げました。
それぞれの要因に対しての対策は以下のようになります。
❶(光回線網)の対処法:IPoE(IPv6)対応にする
独自回線を選んだ方が、NTT回線よりも回線の混雑などの影響による速度の心配をせずにインターネットを使えるのはわかっていても、実際は住居の関係などで独自回線を選べないこともあります。
また、OCN光のようにOCNモバイルユーザーなら月額料金が割引になるなど、その回線じゃないと受けられない割引もあるため、できれば独自回線にしないで速度を改善したいという方もいるでしょう。
そのような場合、IPv6(IPoE)という新しい接続方式に対応しているサービスを選ぶことで、コラボ回線でも速度を改善することが可能です。
インターネット上にはさまざまな情報が溢れていますが、それらの情報を手紙として例えてみます。
手紙を送る時に必要なのは送り先の住所です。
ネット上ではその住所のことをIPアドレスと言います。
IPアドレスはインターネットにつながっている全ての電子機器にあり、住所があるから手紙を受け取れるように電子機器もIPアドレスがあるので情報を受け取ったり送ったりすることができるのです。
IPアドレスは元々IPv4という規格にしたがって管理されていたのですが、インターネットの普及によりIPv4だけでは管理しきれなくなってしまいました。
そこで生まれたのがIPv6という新しい規格です。
IPv6はIPv4よりもたくさんのIPアドレスを実質無限に管理できるようになりました。
IPv6はIPv4と比べてIPアドレスの管理数が多いだけではなく、回線速度も速いという利点があります。
IPv4はPPPoEと呼ばれる方式で、IPv6はIPoEという方式で接続します。
これら2つの接続方式の差は車と道路で表現されることが多く、道路で言うとPPPoEが片道一車線の一般道路、IPoEは片道3車線の高速道路といったイメージです。
IPoEは車線数が多いためアクセスが多い夜間でも回線が混雑しにくいのです。
また、車で言うとPPPoEの場合は混雑していてもその道路を走りつづけますが、IPoEは空いている車線を選んで走ってくれる特徴があります。
混雑しにくいだけではなく、混雑を避けるので安定して高速な通信速度が出やすくなっているのです。
NTTの光回線はIPv6に対応しています。
そのため、通信速度が遅い場合は、IPv6に対応している事業者(プロバイダ)を選び、IPv6方式で接続をすることで速度問題を解決できる可能性が高いのです。
そして、OCN光もIPv6に対応しています。
OCNでIPv6接続をするためには、OCNバーチャルコネクト対応のルーターが必要です。
公式ページの対応端末一覧から確認してみてください。
OCN光を利用していて速度が遅いと感じられている方は現在の接続方式を確認し、IPv6になっていなければIPv6にしてみると良いでしょう。
こちらのサイトでIPv6に対応しているか確認が可能です。
NTT東日本・西日本からホームゲートウェイという機器をレンタルしている場合は、対応端末の用意が不要な可能性があります。まずは利用している機器の型番を確認しましょう。
IPv6についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
❷(集合住宅設備)の対処法:ファミリープランで回線を引く / IPv6にする / ホームルーターにする
マンションタイプで「VDSL方式」もしくは「LAN配線方式」だと通信速度が遅いことが多いです。
VDSL方式・LAN配線方式は、建物内の共有スペースまでは光ファイバーが利用されています。
しかし、共有スペースから各部屋までは電話回線もしくはLANケーブルを使って接続しているため、切り替わりのタイミングで制限がかかり通信速度が落ちていってしまいます。
この場合、マンションタイプの設備を使わず、ファミリータイプで直接引き込むことが改善策のひとつとしてあげられます。
ただし、賃貸物件の場合はオーナーの許可が必要になります。
許可がもらえたとしても、退去の際の原状回復が条件となることもあるでしょう。
分譲の集合住宅の場合にも、管理組合で議題にして了承を得なければならないこともあります。
利用者の希望だけですぐに実行できないことがもどかしいですが、一度確認してみるのはありでしょう。
もうひとつの方法としては前述でもあったIPv6対応にすることです。
IPv6接続にすることでVDSLやLAN配線方式でも速度の改善が見込めます。
ただし、元の最大速度が100Mbps程度なので、光配線方式や戸建てほどの高速な通信速度は正直見込めません。
どうしても通信速度に満足できない場合にはホームルーターを導入するのも一つの手です。
ホームルーターの場合は外からの電波をルーター受信・変換し宅内に飛ばします。
そのため、建物の立地や構造、ルーターを設置する位置、壁の厚さなどの影響を受けるので、速度が絶対に改善されるという保証はありません。
ですが、別の記事で解説していますが、平均速度をみると比較的高速な通信速度が出ているようです。
また、私自身VDSL方式のマンションに住んでいた頃に通信速度がとにかく遅かったため、ホームルーターに乗り換えたところ、速度が改善された経験もあります。
VDSLやLAN配線方式で通信速度にお悩みの方はホームルーターを試してみてはいかがでしょうか。
OCNモバイルユーザーにおすすめのホームルーターはこちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。
❸(利用環境)の対処法:原因に応じた対処をする
接続している電子機器の不調、端末が重い
- PCやスマートフォンなどの端末を新しくする
- 端末内のデータを整理して空き容量を増やす
- 本体の再起動
- ソフトウェアのアップデートを行う
- ウイルスチェックを行う
- メモリを増設する
ネットが遅い原因の一つとして、PCやスマートフォンなどの端末が重いことが原因の場合があります。
インターネット使用時以外でも動作が遅い(重たい)と感じられる場合は、新しいものを購入すると改善する可能性が高いです。
新しいものが買えないという方は、端末内の不要なデータなどを削除し空き容量を増やしましょう。
写真などのデータはクラウドにアップロードしておくと、端末本体に保存しなくて済むのでおすすめです。
意外に見落としがちな端末本体の再起動。PCが常にスリープ、スマートフォンは常に電源が入りっぱなしという方は、再起動をすることで重さが改善されることがあるので試してみてください。
ルーター(通信機器)の不調
ルーターは24時間365日間連続で使い続けることが多いので、調子が悪くなってしまう時もあります。
そのような場合は、一度パソコンやスマートフォンの不調と同じように再起動してみましょう。 またこの時、電源を切ったら10秒間待ってから再起動するようにしてください。
スイッチングバブのスペックが低い
スイッチングハブはルーターの接続口を増やす機器を指します。
このハブは、1Gbps以上の速度のものと100Mbpsまでしか速度が出ないものの2種類あります。
100Mbpsはゲーム機などを接続するには十分ではありません。
速度が遅くて困っているときは実はスイッチングハブのスペックが100Mbpsの低いものだったということがあるので、確認してみましょう。
端末(電子機器)やルーター(通信機器)のWiFiの性能が悪い
パソコンやスマートフォンなどの電子機器は何年も前から同じものを使っていますか?
毎年新しい機種が出るので頻繁に買い替える方もいれば、お気に入りの機種を長年愛用している方もいるでしょう。
しかしあまりにも古かったりすると電子機器のWiFi性能が古く、最新の規格に対応していないことも少なくありません。
例えばWiFiの規格が急速に発展したのがここ数年のことだとして、使っているパソコンが10年以上も前のものだったら、それは最新のWiFiに対応できなくて当然ですよね。
ルーター(通信機器)を買い直す場合はWi-Fi 5やWi-Fi 6と書かれたものを選ぶと良いでしょう。。
Wi-Fiを受信する環境が整っていない
Wi-Fiの速度が遅いときは、ルーターなどの通信機器とパソコンなどの電子機器の距離が遠すぎたり、間に障害物が存在しているなどの理由も考えられます。
一軒家にルーターを置くときは、できる限り家の真ん中の高い位置に置くことを意識しましょう。
どうしても難しい場合は中継機を置くことも検討してみてください。
LANケーブルが古い、断線もしくは接触不良を起こしている
機器同士をつなぐLANケーブルが家具で潰されていたり、ペットが噛んでしまっていて断線が起きるなど接触不良を起こしていることがあります。
ケーブルの抜き差しをしても速度が遅いままの場合、ケーブル内で断線が起きている可能性が高いです。
また、LANケーブルが古いと、古いスイッチングハブのようにそもそもの最大速度が100Mbpsであることが多いです。
LANケーブルは数百円で購入できるので、以下の表を参考にLANケーブルが古かった場合は買い直されることをおすすめします。
ケーブルの種類 | 最大速度 |
---|---|
CAT8 | 40Gbps |
CAT7/CAT7e | 10Gbps |
CAT6A/CAT6e | 10Gbps |
CAT6/CAT5e | 1Gbps |
CAT5 | 100Mbps |
LANケーブルを買い直す場合は、最大速度が1Gbps以上あるCAT6/CAT5e以上のものを買いましょう。
まとめ
OCN光はプロバイダーのOCNが提供している光コラボサービスです。
OCN光とOCNが提供する格安SIM(MVNO)のOCNモバイルONEをセットで契約することで、「OCN光モバイル割」を適用することができ、同一住所で利用のご家族最大5契約まで月額220円の割引を受けられるのでOCNモバイルユーザーには特にお得で魅力的なサービスになっています。
OCN光は通信速度も最大速度が上下最大1Gbps、平均速度は上り231.46 Mbps・下り278.69 Mbpsと、決して遅くはない速度です。
最大速度は現在の主流の速度ですし、平均速度もNURO光やauひかりなどの独自回線と比較すると見劣りはしますが、その他の光コラボサービスと比較しても遜色なく、日常的な利用においても問題ない速度と言えます。
実際に利用されているユーザーの評判を見ても、「速い」という声が「遅い」という声の倍以上あり、評判も悪くありません。
もし、OCN光を利用していて、速度が遅いと感じられるようであれば、本記事で紹介したような速度が遅くなる原因が該当していないか確認し、改善策を講じてみてください。
OCN光は光コラボサービスの中でも低価格に設定されている方なので、セット割の受けられるOCNモバイルユーザーにはもちろんのこと、現在光回線とのセット割の提供がないスマホをご利用で料金重視の方にもおすすめできるサービスです。OCN光のお申込みをする際には、無条件で4万円のキャッシュバック特典のある、NNコミュニケーションズがおすすめです。
セット割引や料金よりも、とにかく通信速度を重視しているという方は本記事で比較した中でもダントツの速度を誇っていた、独自回線のNURO光やauひかりを選ばれると良いでしょう。
NURO光を申し込むなら45,000円のキャッシュバックがもらえてお得な公式サイトがおすすめです。