本記事にはプロモーションが含まれている場合があります
ソフトバンク光で固定IPアドレスは使える?方法を教えて!
テレワークが普及した現在では、在宅でお仕事をされる方も多いでしょう。
そんな中、社内や取引先のCRMシステムなどでは情報漏洩を防ぐなどのセキュリティ対策の観点から、アクセス制限をかけて特定のIPアドレスからのアクセスでなければ閲覧できないようにされています。
この際に、自分のアクセスを特定し、許可してもらうために必要となるのが「固定IPアドレス」です。
そして、ソフトバンク光はSoftBankやY!mobileのスマホをお使いの方であれば、「おうち割」を適用することでお使いのスマホの月額が1台あたり最大1,100円(Y!mobileの場合最大1,188円)/月の割引を受けることができるため、SoftBankやY!mobileユーザーはお得に使える魅力的なサービスです。
また、ソフトバンク光はお引越しの場合や他社からの乗り換えの場合、工事費が実質無料になるキャンペーンなどを行っており導入がしやすいため、SoftbankやY!mobileユーザーでなくてもご利用されている方は少なくないでしょう。
そんなソフトバンク光ですが、固定IPアドレスを利用することは可能なのでしょうか。
本記事ではソフトバンク光での固定IPアドレスの利用可否や方法などについて解説していきます。
※本記事で紹介する情報は2023年10月時点の情報です。
※本記事で紹介する料金は特別な記載がない限りすべて税込み表記です。
ソフトバンク光では固定IPアドレスの提供はしていない!
まず、結論からお伝えしてしまうと、ソフトバンク光では固定IPアドレスの提供はしていないようです。
【参考①】SoftBank公式HP:FAQ「パソコンのIPアドレスを固定にすることはできますか?」
【参考②】SoftBank公式HP:FAQ「パソコンのIPアドレスを固定したいのですが?」
参考の②の回答だけ見ると、モデム側の設定さえすれば固定IPアドレスが使えるのでは?と勘違いされてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、これはあくまでもプライべートIPアドレスを固定する方法であり、このFAQ上にも注意書きで「※この設定では、グローバルIPアドレスを固定する事はできません。弊社では固定IPサービスを提供しておりません。」と記載されています。
プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの違いは以下の通りです。
- プライベートIPアドレス:自宅や会社などの内部ネットワークで使われるIPアドレス。インターネットに直接接続できない。
- グローバルIPアドレス:インターネット上で一意に決まるIPアドレス。インターネットに接続するために必要。
そして、ご自宅などから会社などのシステムにアクセスする際は外部へのアクセスになるので、プライベートIPアドレスが固定されていても意味はなく、グローバルIPアドレスを固定する必要があります。
ですが、さきほど参考でご紹介した公式のFAQを見てもわかるように、現在ソフトバンク光ではこのグローバル固定IPアドレスの提供はされていません。
では、ソフトバンク光を使いながら固定IPアドレスを利用することはできないのでしょうか。
ソフトバンク光にこだわりが無ければ、固定IPアドレスの提供をしている光コラボサービスなどに乗り換えてしまうという手もありますが、解約することで違約金が発生したり、場合によってはインターネットが使えない期間が発生したり、固定IPの提供をしている光回線を探して再度契約をしないといけなかったりなど、いろいろと面倒ではありますよね。
特にSoftBankやY!mobileユーザーの方は、「おうち割」の割引も受けているはずですし、ご家族などで複数台SoftBankやY!mobileスマホの利用が複数台ある方はその割引額も大きくなっていますから、できれば変えたくないというのが本音ではないでしょうか。
次からはソフトバンク光を使いながら固定IPアドレスを利用する方法をご紹介していきます。
ソフトバンク光を使いながら固定IPアドレスを使うには?
ソフトバンクを利用しながら固定IPアドレスを利用するには以下の2つの方法があります。
- ソフトバンク光を利用しながら固定IPアドレスを提供しているプロバイダと契約する
- VPNを利用した固定IPアドレスの提供サービスを利用する
それぞれ見ていきましょう。
固定IPアドレスを提供しているプロバイダと契約する
ソフトバンク光を利用しながら固定IPアドレスを提供しているプロバイダと契約する方法は、この名の通りで非常に簡単です。
固定IPアドレスの提供をしているプロバイダと契約し、そのプロバイダから提供された接続IDとパスワードで接続設定をし直すだけです。
この場合、ソフトバンク光の月額料金+固定IPプロバイダの月額料金がかかります。
以下の説明は楽天ひかりで固定IPを利用する方法の記事でご紹介している設定方法の説明と同じものになりますが、必要なものは以下の通りです。
- 固定IP提供プロバイダの接続IDとパスワード
- ルーター(バッファロー、I-O DATA等)
ルーターは特別なものではなく、市販されている普通の無線ルーターなどで問題ありません。
ちなみに、筆者は楽天ひかりをつかいながら同様の方法でGMOの固定IPの設定をしていますが、数年前にAMAZONで1万円前後で購入したバッファローの無線ルーター(WSR-3200AX4S)で設定し問題なく使用できています。
バッファローのルーターでの設定手順は以下のような流れになります。
上記の設定を行う前に、「確認くん」(https://www.ugtop.com/spill.shtml※利用したくない方はクリックしないでください。)などのサービスで設定変更前のIPアドレスやゲートウェイの名前などを確認しておき、設定変更後に再度確認してみれば、設定変更がうまくいったかどうか判断しやすいです。
が、安全性などの保障はできませんので、ご判断はお任せします。
GMOの場合ドメインがGMOに代わると「gmobb-fix.jp」になります。
また、機器やメーカーによってルーターの設定方法は異なりますので上記の方法でうまくいかない場合や手順に違いがありそうな場合はお使いのルーターのサポートページやカスタマーセンターに問い合わせてみてください。
加えて、ソフトバンク光で「おうち割」の割引を受けている方は、ご自身でルーターを用意せずにソフトバンクから提供されている「光BBユニット」を利用してWi-Fiのご利用などをされている方も多いでしょう。
その場合は「光BBユニット」の設定方法を確認の上、同じような方法で対応してみてください。
【参考】SoftBank公式HP:サポート「光BBユニットを設定する」
確認された上で、このような設定ができないようであれば、市販ルーターの購入を検討いただくか、次にご紹介する「VPNを利用した固定IPアドレスの提供サービス」をご検討ください。
VPNを利用した固定IPアドレスの提供サービスを利用する
VPNを利用した固定IPアドレスの提供サービスを利用する場合の手順は以下の通りです。
- VPNサービスに登録する
- 固定IPアドレスを購入する
- VPNクライアントソフトウェアをインストールする
- VPNサーバーに接続する
これで、自分専用の固定IPアドレスが使えるようになります。
VPNサービスの場合は外出先などでもPCやスマホに入れたソフトウェアやアプリからVPNサーバーに接続することで、同じ固定IPアドレスでアクセスすることが可能になるので便利です。
テザリングでもフリーWi-Fiの環境下でも固定IPが使えます。
この場合もソフトバンク光の月額料金+VPNの月額料金がかかります。
以下に固定IPアドレスの提供をしているVPNをご紹介しておきますので、こちらもご参考までにどうぞ。
まとめ
ソフトバンク光では固定IPアドレスのサービスは提供していません。
ソフトバンク光にこだわりがない方であれば、固定IPアドレスの提供を行っている別の光コラボサービスなどに乗り換えてしまっても良いでしょう。
SoftBankやY!mobileユーザーで「おうち割」の割引を引き続き受けられたい方など、ソフトバンク光にこだわりをお持ちの方は、ソフトバンク光を使いながら別途固定IPアドレスの提供をしているサービスを契約することで、引き続き特典を受けながら固定IPアドレスを利用することが可能になります。
ソフトバンク光を利用しながら固定IPアドレスを取得する方法は、固定IPアドレスの提供をしているプロバイダと、プロバイダ契約のみをするか、VPNを利用して固定IPアドレスを提供しているサービスを契約するかの2通りで、いずれもソフトバンク光の月額料金+固定IPアドレスの月額料金がかかります。
そのため、固定IPアドレスを提供するサービスを契約する際はなるべく安価なところで契約することをおすすめします。
本記事でご紹介したプロバイダを再度まとめておきますので、こちらも参考にしていただきながら検討してみてください。