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賃貸でガスコンロがついていない場合はどうすればいいの?選び方も紹介!

賃貸物件の契約が終わり、これからいざ引っ越し!という方の中に、「賃貸物件にガスコンロが用意されておらず、ガスコンロがついていない場合はどうすればいいの?」と困っている方も少なくないのではないでしょうか?
中には、入居してから賃貸物件にガスコンロがないことに気付く方も少なくありません。
賃貸物件にはコンロが備え付けられていることが当たり前だというイメージを持っている方が多いでしょうから仕方ないですね。
しかし、実際は賃貸物件にコンロがついていなことは珍しくはありません。
賃貸物件に備え付け設備としてガスコンロが設置されていない場合、自身で購入などして用意する必要があります。
とはいえ、いきなり「ガスコンロ」といわれても、様々な種類、サイズが発売されており、選んだガスコンロによっては、あなたが住む予定の賃貸物件に適さない可能性があるため、難しいですよね!
事前に「どのようなポイントに注視して導入するガスコンロを選ぶのか」を把握しておくことが重要です。
そこで、今回は「なぜ賃貸物件にガスコンロが設置されていないのか」や「賃貸物件に設置するコンロの選び方や注意点」について、詳しく解説していきます。
「入居予定の賃貸物件にコンロが備え付けられていない」と困っている方やは、ぜひ参考にしてみてください。
賃貸でガスコンロがついていないのはなぜ?
アパートなどの賃貸物件に引っ越し・入居予定の方の中には、「賃貸物件にガスコンロがあるのが当たり前なのでは?」と考えている方がいます。
しかし、賃貸物件にガスコンロがないことは、決して珍しいことではありません。
賃貸物件には、「備え付けの設備としてガスコンロを設置している物件」と「事前にガスコンロを設置せずに入居者に購入を委ねている物件」があり、大家さんが必ずしも住居内にコンロを設置しなければならないという訳ではないため、備え付けの設備として用意していない物件も数多くあるのです。
契約した賃貸物件にガスコンロが設置されておらず、必要であれば、「あなた自身でコンロを購入して設置する」必要があります。
あなた自身で購入したコンロは、あなたが購入した所持品になるため「退去時に新しい新居に持っていくか、不要であれば処分」になります。
賃貸でガスコンロがついていない場合はどうすればいいの?
賃貸でガスコンロが付いていない場合は、必要であれば自分でコンロを設置しますが、引越し費用とは別にコンロ本体と設置費用がかかります。
この場合、管理会社や大家さんにコンロ設置の許可を取る義務はありません。
ガスコンロの場合、都市ガスかプロパンガスかをまず確認する
ガスコンロを選ぶ場合、使用されるガスは都市ガスとプロパンガスの2種類があります。
それぞれに対応するガスコンロが販売されているので、自分が借りる物件でどちらが使われているか確認してから購入しましょう!
対応するコンロを間違えると、せっかく購入したのに使用できなかったり、火災の原因になる可能性があるので注意しましょう。
都市ガスとプロパンガスの違い
都市ガスは液化天然ガス(LNG)、プロパンガスは液化石油ガス(LPG)を原料・主成分としています。
都市ガスは地下を通るガス導管から、プロパンガスは各物件に設置されているガスボンベから供給され、都市ガスは主に都市部、プロパンガスは全国で使われています。
特徴としては都市ガスの成分である液化天然ガスは空気より軽く熱量はプロパンガスよりも小さい、プロパンガスの成分である液化石油ガスは空気より重く熱量は都市ガスより大きいことが挙げられます。
プロパンガスは「LPガス」と呼ばれることもあり、物件情報に「LPガス」と記載がある場合はプロパンガスを指しています。
都市ガスとプロパンガスは、価格、供給方法、原料・成分、ガスの重さなどに違いがあります。
都市ガス | プロパンガス(LPガス) | |
---|---|---|
原料・成分 | 液化天然ガス(LNG) | 液化石油ガス(LPG) |
供給方法 | 地下を通るガス導管 | 各物件に設置してあるガスボンベ |
重さ | 空気より軽い | 空気より重い |
熱量 | 小さい(10,750Kcal) | 大きい(24,000Kcal) |
供給エリア | 都市部のみ | 全国 |
災害時の復旧 | 時間がかかる | 早い |
料金 | プロパンガスに比べて安い | 都市ガスより高い |
ガスコンロ購入時の注意点
アパートなどの賃貸物件に設置するガスコンロを選ぶ際は、まず注意しなければならない点があります。
それは、上述の通り「ガスコンロにはプロパンガス用(LP)と都市ガス用の2種類に分けられており、設置場所に適した機器を導入する必要がある」という点です。
仮に、賃貸物件に供給されているガスと異なるコンロを設置してしまうと、火災や不完全燃焼による一酸化中毒になる可能性が高く、命が危険に晒されてしまう危険性が高いです。
アパートなどの賃貸物件に設置するコンロを選ぶ際は、絶対に供給ガスに適さないガスコンロを設置しないようにしてください。
なお、賃貸物件に供給されているガスの種類は「賃貸契約書」で確認することができますが、契約書の見方が分からない場合は、大家さん、管理会社に確認しましょう。
ガスの開栓手続きも忘れずに!
引っ越しが決まったらガスの開栓手続きを早めに行いましょう!


賃貸物件に設置するガスコンロの選び方
では、実際の購入するガスコンロはどのようなものを選べばいいのでしょうか?
上述の通り、賃貸物件に適さないコンロを購入してしまい、再度購入し直さなければならない状況に陥ってしまう方も少なくないです。
あなたの状況に合ったガスコンロを選ぶ必要があります!
まずは「口数別のコンロの特徴」を把握することが重要です。
下記の表を参考に確認してみてください。
まず、「口数別のコンロの特徴」は、下記の表を確認してください。
コンロの口数 | 特徴 | 向いている方 |
---|---|---|
1口コンロ | ・火(ヒーター)が出る口が1つ ・安価な値段設定がされており、5,000円程度で購入できるものが多い ・他のコンロに比べてガス(電気)の使用量が少ないため、光熱費を節約できる ・コンパクトサイズのものが多いため、場所を選ばずに設置できる | ・一人暮らしの方 ・仕事などが忙しく普段料理をする時間が取れない方 |
2口コンロ | ・火(ヒーター)が出る口が2つ ・コンロの口が横並びタイプや斜めに並んでいるタイプのものがある ・口が斜めタイプの中には小さいサイズのものがあるため、場所を選ばずに設置できる ・2つ口を同時に使用することができるため、効率良く調理することができる ・15,000円程度で購入できる | ・一人暮らしで頻繁に料理をする方 ・効率よく料理をしたい方 |
3口コンロ | ・火(ヒーター)が出る口が2つ ・通常のコンロは3口が主流 ・他のコンロに比べて3口コンロは種類が豊富 ・2万〜10万円以上と幅広い値段設定がなされている ・コンロごとに火力が異なる製品が多い | ・ファミリー ・頻繁に料理をする |
サイズ(幅)の選び方
賃貸物件に設置するコンロは、上記で解説した「コンロの口数」に加えて、「サイズ(幅)」にも注意して購入する必要があります。
ガスコンロのサイズは、口数や発売しているメーカーなどによって異なり、適切なサイズのコンロを選ばないと、せっかく購入したコンロを設置することができないためです。
とはいえ、アパートやマンションなどの賃貸物件では、通常「幅60cm(標準サイズ)」のコンロが置けるようにスペースが確保されている物件が大半になっているため、標準サイズのガスコンロであれば問題なく設置することができるので、そこまで神経質になる必要はありません。
ただし、築年数が古い物件などは、設置可能なコンロ幅に標準値を約56cm〜57cmと定めている物件もあるため、現在主流になっている標準サイズのコンロが置けない可能性もあるので注意してください。
こういった例外もあるので、賃貸物件にコンロがないことで購入を検討されている方は、事前に「コンロを設置するスペースの幅」について不動産会社や大家さんなどに確認するようにしましょう。
どうしても入居予定の賃貸物件に設置するコンロの最適なサイズ(幅)分からないのであれば、念のため「56cm程度のコンパクトサイズのガスコンロ」を選ぶのがおすすめです!
一部の物件を除き、基本的にどの賃貸物件もコンパクトサイズのコンロなら置けるようなスペースが確保されているケースが多いため、問題なくガスコンロを設置することできます。
まとめ
賃貸物件に入居する際は、ガスコンロが用意されていないことへの対策に加えて「早めのガスの開栓手続き」も重要です!
ここまで説明してきた通り、アパートなどの賃貸物件にガスコンロが備え付けられていない場合、あなた自身で購入する必要があります。
しかし、設置するコンロは、サイズや供給しているガスの種類に応じて導入する機器を選ぶ必要があるうえに、あなたの状況や生活スタイルに適したコンロを選ぶことが重要です。
例えば、あなたの入居予定の賃貸物件が供給しているガスがプロパンにも関わらず、都市ガス用のコンロを導入してしまった場合、一酸化炭素中毒に陥り命を危険に晒す危険性があります。
このように、アパートなどの賃貸物件に設置するガスコンロを選ぶ際は、さまざまな注意点があるため、よく理解したうえで購入するコンロを選ぶようにしてください!
なお、賃貸物件に引越しをするに必要な準備は、ガスコンロの購入だけではありません。
ガスの開栓手続きも並行して行う必要があります。
新居で生活を始めるうえで欠かせない手続きになっているため、引越しが決まったら早めに手続きをしましょう!