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ポケットWiFiの速度ってどれくらい?各社の通信速度を比較!
「ポケットWiFIの速度って遅くない?」
「どうしても高速でポケットWiFi(モバイルルーター)を使いたい」
このように、ポケットWiFi(pocket wifi)の速度についてお悩みではありませんか?
工事不要ですぐに使えるポケットWiFi、とても便利で使いやすいと評価も高いアイテムなので現在検討している方もいらっしゃることでしょう。
しかし上記のお悩みのようにポケットWiFiの速度について不安になる方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな不安にお答えするべく、ポケットWiFiの速度についてまとめました。
本記事では、ポケットWiFiの速度にまつわる基本的な知識や利用環境に合ったおすすめのWiFiについて解説していきます。
ポケットWiFiを検討しているけど不安だったり、どうやって速度を見極めたら良いのか悩んでいる方、速度を比較する方法を知りたい方は是非参考にされてください。
WiFiの通信速度について基礎知識
ポケットWiFiの速度についてお悩みなら知っておきたい基礎知識をこちらでは解説しています。
WiFiの通信速度で用いられる単位「Mbps」「Gbps」「ping値」って何なのか、WiFi速度でよく用いられる「上り速度」「下り速度」とは何なのか、WiFiを快適に利用できる通信速度の目安はどれくらいなのかを丸ごと解説しておりますので是非参考にされてください。
「Mbps」「Gbps」「ping値」とは?
まず初めに、ポケットWiFi以外のインターネット通信速度でよく用いられているMbpsやGbps、ping値について解説致します。
実はこの3つの単位は「bps」と「ping」の2つに分けられるのですが、どんな違いがあるのかまず見てみましょう。
<bpsとpingの違い>
単位 | 意味 |
---|---|
bps (ビーピーエス) |
1秒に運べるデータの量 |
ping (ピング) |
サーバーからの応答速度 |
bpsは運べる量、pingは速度をさすということですね。
似ているようで違うこの2つ、もっと詳しく見ていきましょう。
bps
bpsはGbpsやMbps、Kbpsなどがあります。
GbpsはGB(ギガバイト)、MbpsはMB(メガバイト)、KbpsはKB(キロバイト)がどれくらい1秒に運べるかを表しています。
つまり光回線でよく言われている1Gbpsは1秒に1GB運べる回線というわけですね。
ただ1秒に1GBや1Mbps、1Kbps運べると言われても正直ピンときませんので、この単位がどれほどのもなのかも詳しく見ていきます。
まずそれぞれの単位がどれくらいの大きさなのかを表にまとめましたのでご覧ください。
単位 | bpsに直した大きさ |
---|---|
1Kbps | 1秒に運べるデータの量 |
1Mbps | サーバーからの応答速度 |
1Gbps | 1000000000bps Mbps換算:1000Mbps |
1秒に運べる量が多ければ多いほど送信時の詰まりも少なくなります。
絶対に大量のギガを運べる回線じゃないと不便というわけでもありませんが、余裕のある回線だと安心感があるでしょう。
ここらへんは、どれくらいのデータ通信する予定なのかを考えてみると良いでしょう。
ping
pingはサーバーからの応答速度です。
しかしサーバーからの応答速度と言ってもどういうことなのかわかりづらいですよね。
速度にどう関係あるのかもpingという名称だけじゃイマイチ判別できませんが、以下のように考えていただけるとわかりやすいですよ。
「pingはLINE通話やSkype通話、オンラインゲームをスムーズに行えるかの指針」
bpsは大きければ大きいほど運べるギガ量が増えて通信も安定しやすいのに対して、pingは値が大きいと不安定になる性質があります。
例えば壁打ちをしたときに、返ってくるまでの時間を数えたら時間が短いほど速く返ってきたとなりますよね。
pingも同じで、値が小さいほど速く返ってきたことになり安定してるとなるのです。
どれくらいのping値だと良いのか、以下の表にまとめましたので参考にされてください。
ping(ms) | 速度 |
---|---|
1~15ms | とても速い |
16~35ms | 速い |
36~50ms | 通常の速度 |
51~100ms | 遅い |
101msから | とても遅い |
特にオンラインゲームなどする場合、ゲームごとの推奨ping値も見ておきましょう。
大体の場合、オンラインゲームには推奨ping値が設定されておりますので値を参考にどの回線を選ぶか検討すると良いでしょう。
LINEやSkypeなどの場合は、36~50ms程度あれば快適にやり取りできる目安になりますので参考にされてください。
上り速度と下り速度とは?
速さを見る単位がわかってきたところで、次に上り速度や下り速度について解説します。
ポケットWiFiや光回線などのサイトを見ると「下り最大2.7Gbps!」なんてうたい文句がしばしばみられます。
ですが正直下りとか上りとか字面だけだとよくわかりませんよね。
簡単に言うと、下りが1秒にダウンロードできる量の値で上りが1秒にアップロードできる量の値になります。
つまり下り2.7Gbpsというのは1秒に2.7Gbpsの量を送ってもらうことが可能=大きなデータ量でもサクサクダウンロードできるということなんですね。
逆に上りは送る量なので、上り値が低いとアップロードに時間がかかるということになります。
動画視聴などは下り(ダウンロード)値が低いとカクカクしやすいですので注意しましょう。
快適に利用できるWiFi通信速度とは?
まずどれくらいの値だとストレスなくインターネットを利用できるか表にまとめましたので参考にされてください。
下り速度(ダウンロード)目安値
用途 | 目安値 |
---|---|
メールやSNSメッセージ受信 | 128Kbps~1Mbps |
Webサイト・SNS閲覧 | 1Mbps~10Mbps |
動画視聴 (通常画質) |
10Mbps程度 |
動画視聴 (高画質) |
30Mbps以上 |
オンラインゲーム | 30Mbps~100Mbps |
つまり1Mbpsあれば生活で利用するツールをスムーズに利用できるわけですね。
これに動画視聴やSNSへの写真・動画投稿などが加わると10Mbps~30Mbps程度必要となりますので、どれくらいの速度が必要かあらかじめ算出しておくとあなたに合う回線も選びやすくなりますよ。
ポケットWiFiで速度が速いのはWiMAX?
WiFiの通信速度についての基礎知識を理解してきたところで、ではどのポケットWiFiなら利用しやすいのかという点でお話しして参ります。
現在、様々あるポケットWiFiの中で最も速いのはWiMAXです。
この項ではWiMAXとは何か、他のポケットWiFiとの比較を解説します。
WiMAXって何?
WiMAXはWiMAX回線を用いたルーターまたはサービスを指します。
WiMAX回線と言っても1つではなく初代WiMAX回線とWiMAX2+回線の2つありますが、2020年に初代WiMAX回線は旧WiMAX回線となりサービス終了。
現在はWiMAX2+回線が主流となっております。
WiMAX回線自体の速度は440Mbps
WiMAXが速いと聞くと「WiMAX回線が良いのかな?」と考えますよね。
しかし実際のところはWiMAX2+回線の最大速度440Mbps、WiMAX回線が特別速いというわけでもないのです。
440Mbpsも十分速いですが、現在のWiMAXの最大速度は実は2.7Gbps!
どうしてWiMAX回線よりも速い最大速度を出せるようになったのかというと、WiMAX+5Gの誕生が関係しています。
WiMAX+5Gの誕生で最大速度が2.7Gbpsと爆速に!
WiMAX+5Gとは5G回線も利用できるWiMAXのプランの1つ、4GLTEも利用できるため実質3つの回線を利用できるのがWiMAX+5Gなんですね。
WiMAX2+のプラン時は4GLTEを利用できても通信容量の上限がありましたが、WiMAX+5Gでは4GLTEと5Gをデフォルトで利用できるため特に通信容量上限がないのも特徴の一つです。
WiMAXの「3日で15GB超えると速度制限」は廃止されました
「WiMAXと言えば3日で10GBまたは15GBで通信速度制限がかかるんだよね?」
WiMAXを少し知っている方ならば、こういった疑問も浮かぶでしょう。
しかし、実は2022年2月にこの「3日で15GB超えると速度制限」のルールは廃止されているんです!!
こちらはUQWiMAX公式サイトでもお知らせがありました。
これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客さまのご利用状況をふまえ、速度制限条件などを2022年2月1日より変更いたしました。
引用:UQWiMAX公式サイト
大量の通信があった場合は混みあう時間に限り制限がある可能性も、ということなので完全に速度制限がなくなったわけではありませんが、随分使いやすくなった印象です。
実際口コミでも制限緩和で使いやすくなったという声も見られます。
WiMAX制限暖和されて 今のところ無制限
ポケットWi-Fiでは最強かも pic.twitter.com/iDTqtDwPex— ひろき (@hirom825) February 15, 2022
WiMAX +5G レビューに向け3日以内に100GB利用。今のところ、制限通知はありません。#wimax pic.twitter.com/50NydBtMFR
— ながぽこ(長山智隆) (@nagapoko) February 6, 2022
最大速度2.7Gbpsの爆速でなおかつ制限緩和されたWiMAXはポケットWiFiの中でも速く使いやすいWiFiサービスと言えますね。
ポケットWiFi各社の速度比較表
ポケットWiFiの中でもWiMAXが速く使いやすそうだとわかってきましたが、しかし実際どれくらい他社より良いのかはWiMAXの概要だけ見てもわかりませんよね。
そこでこの項では、ポケットWiFi各社の速度を比較した表を用意しました。
ポケットWiFi各社の速度をざっと確認したい方、わかりやすく比較したい方は是非参考にされてください。
プロバイダ | 下り速度 | 上り速度 | 接続台数 |
---|---|---|---|
BIGLOBE WiMAX | 2.7Gbps | 183Mbps | 16台 |
カシモWiMAX | 2.7Gbps | 183Mbps | 16台 |
VisionWiMAX | 2.7Gbps | 183Mbps | 16台 |
ゼウス WiFi | 150Mbps | 50Mbps | 10台 |
どこよりもwifi | 150Mbps | 50Mbps | 10台 |
カシモWiMAX | 150Mbps | 50Mbps | 10台 |
※速度は最大の値です。
BIGLOBE WiMAXとカシモワイマックス・VisionWiMAXは最新のWiMAXルーターを採用しているプロバイダなので最大2.7Gbpsの速度が出ます。
一方、ゼウスWiFiやどこよりもWiFiはクラウドSIM採用のルーターなので最大150Mbspの速度となっておりますね。
150Mbpsでもオンラインゲームできるくらいの速度なので十分遅くはないのですが、どの回線にも言えるように最大速度が十分だからと言って実際に同じくらいの速度が出るとは限りませんから、快適にインターネットを楽しみたい場合は最大速度が速いWiFiサービスを選んだほうが比較的安心です。
WiMAXは機種により最大速度が変わります
BIGLOBE WiMAX+5Gとカシモワイマックス・VisionWiMAXでは最新のWiMAXルーターを採用しておりますが、下り最大速度が2.2Gbpsから2.7Gbpsなのはルーターにより最大速度が変わるからです。
もしあなたが最大速度が一番速いルーターを選びたいのであれば2.7Gbpsの最大速度を誇る「Speed Wi-Fi 5G X11」をおすすめします。
WiMAX取り扱いプロバイダは「Speed Wi-Fi 5G X11」のほかにも「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」を取り扱っている場合が多いですが、こちらの「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」は最大速度が2.2Gbpsですので、検討する際の参考にされてください。
機種によって同時接続台数も変わります
機種により同時接続台数も変わります。
「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」であれば10台、「Speed Wi-Fi 5G X11」であれば16台の同時接続台数が設定されておりますので、この点も考慮して検討するようにしましょう。
自宅メインで利用ならホームルーターがおすすめ?
もしあなたがポケットWiFiを検討していて、ポケットWiFiを利用するメインの場所が自宅というのであればホームルーターをおすすめします。
ホームルーターはポケットWiFiと同じくらいの月額料金で利用できる、置き型のWiFiです。
ポケットWiFiよりもアンテナが強く安定しているので、特に持ち運びしないのであればおすすめできるWiFiですよ。
この項では、自宅メイン利用ならおすすめできるホームルーターについて解説します。
ホームルーターって何?
ホームルーターは置き型のWiFiで、コンセントがある場所で利用できるアイテムです。
つまりポケットWiFiのように充電式ではないため持ち運びながら利用できるアイテムではないのですが、こちらもポケットWiFi同様に工事不要のため固定回線のように工事を待たずに使える早いインターネットサービスと言えますね。
ホームルーターは固定回線と比べ月額料金が安い
ホームルーターは固定回線のように屋内利用限定アイテムですが、光回線などの固定回線と比べ月額料金が安いというメリットがあります。
ホームルーターはポケットWiFiのWiMAX回線利用プロバイダと同じくらいの料金設定、つまり5,000円いかないくらいの料金設定が多いのでコスパ的にもおすすめできるWiFiサービスですね。
ホームルーターはポケットWiFiと比べ速度が安定している
ホームルーターをおすすめできる理由の一つに、ポケットWiFiと比べると速度が安定しているという特徴が挙げられます。
何故ホームルーターの方がポケットWiFiよりも速度が安定しているのかというと、それはひとえにアンテナの大きさが関係しています。
ポケットWiFiとホームルーターはぱっとみてもわかるように、まず大きさが違いますよね。
大きさが違うのは、内蔵しているアンテナの大きさが違うという事。
アンテナが大きければ大きいほど電波キャッチもしやすく速度も安定しやすいのです。
屋内でのみ利用するという前提があるのであれば、断然速度が安定しているホームルーターをおすすめします。
コンセントがあるとこなら使えるので引っ越しが楽
ホームルーターはコンセントがある場所ならどこでも使えます。
ポケットWiFiのように公園や通勤中などでは利用できませんが、コンセントがあるところなら利用できるので例えば引っ越しも簡単ですし、長期出張などにも持って行けます。
これが光回線などの固定回線であれば引っ越しにまた工事が必要になりますから、ホームルーターは気軽に移動させられる回線として優秀ですね。
短期出張先や旅行先のホテルで利用するのも可能、しかしこの場合はポケットWiFiがいい
コンセントがあるところならどこでも利用できるホームルーター。
しかし短期出張先のホテルなどで利用したい場合は、ホームルーターよりもポケットWiFiがおすすめです。
というのも、上でもお話ししたようにホームルーターはポケットWiFiよりも大きいのが特徴なので、持っていくとなるとかさばってしまうのですよね。
短期出張や旅行では荷物をできるだけ最小限におさえたいところ、そのため短期出張や旅行の場合は小さくて持ち運びやすいポケットWiFiがおすすめです。
自宅で家族利用ならホームルーター一択
自宅で自分以外も利用するルーターを検討しているのであればポケットWiFiではなくホームルーター一択に絞りましょう。
何故ならホームルーターは同時接続台数が多いためです。
ポケットWiFiの同時接続台数は10台から16台ほどです。
例えば4人家族で利用する場合、同時接続台数が10台から16台だと一見問題なく感じますが、実は残り接続台数がなくなるほどルーターに負担がかかりやすくなるため速度の安定性が崩れやすくなるのです。
しかしホームルーターの同時接続台数は40台から65台!
とても多いので、家族で利用してもルーターにとっても余裕なので速度も安定しやすいのですね。
もし自宅で家族利用するならホームルーターの方を検討しておきましょう。
ホームルーター各社の速度比較表
「自宅でのみ利用する予定だし、ポケットWiFiよりホームルーターの方が良さそうだな」
と思い当たる方への参考として、ホームルーター各社の速度比較表をまとめました。
ホームルーターもWiMAX系統のものだと最大2.7Gbpsなのですが、中には最大4.2Gbpsのものもありますので検討の際にチェックしてみてください。
また、それぞれプロバイダごとに同時接続台数も変わりますので、ホームルーターを家族利用したい方は同時接続台数の方も目を通しておくことをおすすめします。
ホームルーター各社の速度比較表
プロバイダ | 下り速度 | 上り速度 | 接続台数 |
---|---|---|---|
ドコモhome 5G | 4.2Gbps | 218Mbps | 65台 |
BIGLOBE WiMAX | 2.7Gbps | 183Mbps | 30台~40台 |
カシモWiMAX | 2.7Gbps | 183Mbps | 30台~40台 |
GMOとくとくBB | 2.7Gbps | 183Mbps | 30台~40台 |
VisionWiMAX | 2.7Gbps | 183Mbps | 30台~40台 |
ソフトバンクエア- | 612Mbps~2.1Gbps | 非公開 | 64台 |
※速度は最大の値です。
最もスペックが高いのはドコモ home 5G
ホームルーター各社の速度比較をしてみると、ドコモhome 5Gが最も速く接続台数が多いことがわかりました。
ホームルーターの中で速く同時接続台数が多いものと考えるのであればドコモhome 5Gをおすすめします。
WiMAX採用のホームルーター
BIGLOBE WiMAX+5G・カシモWiMAX・GMOとくとくBB・VisionWiMAXの4社は同じWiMAXのルーターを採用しているので、最大速度に違いはありません。
ただそれぞれ接続台数が30台~40台ですよね。
これは機種の違いによるもので、Speed Wi-Fi HOME 5G L12の同時接続台数40台、Speed Wi-Fi HOME 5G L11の同時接続台数は30台となっておりますからもしWiMAX採用のホームルーターを利用したいと考えた時は同時接続台数が多いL12をおすすめします。
ソフトバンクエアは最大速度がターミナルにより異なる
ソフトバンクエア(softbank air)はターミナル(機種)によって速度が変わりますので、最大速度2.1Gbpsをと考えるのであればターミナル5を選択してください。
どの機種も登り最大速度は非公開になっておりますので、ここは実際利用して確かめるほかありません。
接続台数は64台で多いですが、月額料金が5,000円を超えますのでソフトバンクユーザー以外のうまみは少ないですね。
特に拘りがないのであれば月額5,000円以内におさまるホームルーターをおすすめします。
無制限ポケットWiFiのおすすめ一覧はコチラ
「ホームルーターじゃなくてやっぱりポケットWiFiを検討したい!」
という方は、こちらの無制限ポケットWiFiおすすめの記事をチェックしてみてください。
無制限のWiFiはある?最新のおすすめポケットWiFiをご紹介!
ポケット型WiFi速度を計測する方法
ポケットWiFiやホームルーター・光回線などの固定回線全て最大速度が公式サイトに表示されていますが実際どれくらいの速度なんだろう?と、気になってきますよね。
そんな時は、スピードテストのアプリまたはサイトを利用して実効速度を見てみましょう。
本記事では、スマホでも簡単に測定できる「Speedtest by Ookla」というアプリで実測する方法をご紹介します。
ポケットWiFiの速度計測について興味がある方は是非チャレンジしてみてください。
「Speedtest by Ookla」のダウンロード方法
まずSpeedtest by Ooklaのダウンロード方法ですが、アプリストアまたはインターネット検索で「Speedtest by Ookla」と検索致します。
もし見つからない場合は、以下のリンクをクリックまたはタップでサイトの方に移動してみてください。
アプリダウンロードは右上に表示されている「三」を押すと「apps」の欄にずらっとアプリをダウンロードできる一覧が表示されていますので、アプリをダウンロードする端末のosに該当するものを選びアプリダウンロードに進んでください。
アプリを起動します
「Speedtest by Ookla」のアプリをダウンロード出来たら早速アプリを起動させてみましょう。
ダウンロードした際に追加されたアイコンをタップするだけで起動できます。
「GO」ボタンをタップ
起動したら真ん中にスタートボタンが見えますので、そちらをタップすると計測開始です。
一瞬で計測されるわけじゃなく、数秒待つのでその間スマホを放置してお茶でも飲んでいましょう。
結果を確認する
数秒待った後、結果が表示されるので確認します。
ping値も「PING ms」のところに表示されていますので、それぞれご確認ください。
アプリをダウンロードしたくない!Webのみでもチェック可能
新しくアプリをダウンロードする余裕がスマホにない場合、Webのみでもチェック可能です。
その場合、下り速度とping値は測定できますが上り速度はアプリのみの表示になるため上り速度も知りたい方は注意しておきましょう。
ただしパソコンで確認する場合にはアプリをダウンロードせずとも上り速度まで計測可能です。
スマホはアプリをダウンロードしておいた方が便利
スマホに容量の余力がある場合は、アプリをダウンロードしておくと何かと便利です。
例えば、
「なんだかサイト表示が遅いな」
「動画がかくつくし、画質がすごく落ちる」
などの事象に出会った時、アプリをすぐに立ち上げ計測することで通信速度が遅いのかブラウザに不具合が起こっているのか、動画配信サイトにエラーがあるのか原因を特定しやすくなります。
ポケットWiFiなど場所ごとに速度が変わるなども計測で知っておけば、繋がりづらいエリアを避けられるようにもなりますし逆に繋がりやすいエリアを見つけておくことも可能です。
絶対必要というわけではないですが、あると便利ですよ。
ポケットWiFiの速度について注意点
ポケットWiFiの速度について基礎知識や速い回線・プロバイダの種類など見てきたところで最後にポケットWiFiの速度について注意点を解説します。
ポケットWiFiはとても便利なアイテムであることに代わりありませんが、しかしどんな便利なものでもデメリットが存在します。
ポケットWiFiもまた、事前に知っておいた方が良い事項ございますので、こちらも併せて目を通していただけると幸いです。
ポケットWiFiの注意点は以下になります。
- 通信速度制限がある
- 最大通信速度は出ない
- 通信速度はエリアにより変わる
- 速度が不安定になる場合も
- 契約期間の縛り
- 複数人での利用にはむかない
それぞれ詳しく解説いたします。
ポケットWiFi注意点1.通信速度制限がある
ポケットWiFiでまず留意しておきたい点、それが通信速度制限です。
ポケットWiFiには通信速度制限が設けられていることが多いので、「実質無制限」とうたっているポケットWiFiでも通信制限はあるものと考えておいたほうが良いですね。
WiMAXの通信速度制限
WiMAXでは2022年2月より3日で15GB(または10GB)利用することでかかる通信速度制限が廃止され、大量に使いすぎた際は混みあう時間帯に通信制限がかかると改定されました。
ですので無制限ではあるのですが、絶対に制限されないという事ではないことは覚えておいたほうが良いでしょう。
もし制限された場合、速度は最大1Mbpsとなります。
ただ1Mbpsは問題なくインターネットを利用できる速度ではあるので、メールやLINEのやり取りに問題ない可能性が高いです。
クラウドSIM採用のポケットWiFiの通信制限
クラウドSIM採用のポケットWiFiは、制限がかかるタイミングがプロバイダごとに違います。
例えばゼウスWiFiはプランごとのギガを使い切ったタイミングで128Kbspの通信速度制限がかかりますし、どこよりもWiFiは1日で4GBこえると128Kbpsの制限がかかります。
ゼウスWiFiの場合はギガをチャージするか翌月になったタイミングで制限が解除されますが、どこよりもWiFiは4GB超えたタイミングで制限がかかり0時を超えると解除されるなど制限解除もプロバイダごとのルールがありますので、契約前に制限解除はいつなのかもチェックすることをおすすめします。
ポケットWiFi注意点2.最大通信速度は出ない
ポケットWiFiを検討するとき、「このWiFiサービスは最大〇〇Mbps出るみたいだからこれに決めよう」と決定する方も多いです。
しかしいざ端末が家に届き実測してみると、思ったより速度が出なかったなんてことも……。
実はこの現象、どの回線を利用しても起こるものなのでそういうものだと考えておいた方が良いです。
しかしこれは「この速度が出ますよ」と嘘をついているわけではなく、ベストエフォート型のサービスだからこその特徴だと知っておきましょう。
ベストエフォート型とは?
ベストエフォートとは、最大限努力しますよという意味を持つ言葉です。
どの回線も大体がこのベストエフォート型を採用しており、つまり「最大限努力はするが最大速度が出るとは限らない」というわけですね。
ユーザーからしてみれば、「最大2.7Gbpsって書いてたから決めたのに!」と裏切られた気持ちになる可能性がありますが、しかしベストエフォート型には「利用料金を低くできる」メリットもありますので、ユーザーにとって必ずしも不都合なものではないことは知っておきましょう。
またベストエフォート型は使っている機器や配線、時間帯によっても速度が左右されます。
できるだけ速度を上げる方法をとりたい場合、混みあわない時間に利用するなど工夫するのもおすすめです。
ポケットWiFi注意点3.通信速度はエリアにより変わる
通信速度は混みあう時間帯でも遅くなりがちですが、エリアによっても変化します。
例えばポケットWiFiの通信エリアぎりぎりの場所で利用すると通信速度は遅くなりがちですし、回線を利用する方が多い場所で利用しても通信速度が遅くなる可能性はあります。
場所によっては、速度が最弱なんてこともありえますので、通信速度はエリアにより変わると契約前に知っておきましょう。
万が一利用したい場所であまりにも使えなさそうな場合は、契約してからまたはルーターが届いてから8日以内に違約金なしで契約解除できる初期契約解除制度を利用してください。
こちらの制度はプロバイダごとに記入シートがあるなどルールがございますので契約前にチェックして、更にルーターが届いたら2、3日以内に自分が使いたいエリアで利用できるかも確認しておきましょう。
ポケットWiFi注意点4.速度が不安定になる場合も
「さっきまで使えたのに急に使えなくなった……」
なんてことがたまにありますが、実はこれポケットWiFiに限らずどの回線でもあることなので、通信速度制限以外で急に遅くなったと感じた場合は以下のことをお試しください。
- WiFiルーターを再起動する
- WiFiを再接続してみる
- 繋がなくても良いデバイスは接続を切ってみる
- 周波数を変更する
- 有線で繋げるのであれば繋いでみる
こちらも個別に解説します。
ルーターを再起動する
WiFiルーターを再起動することで速度が安定する場合があります。
通信速度制限じゃないけど繋がりづらいなと感じたらまずは再起動を試みてください。
WiFiを再接続してみる
うまくつながっていない場合も速度が鈍くなりますので、こちらも再起動とあわせて試してみてください。
繋がなくても良いデバイスは接続を切ってみる
同時接続台数が16台であっても、16台に近い数を接続してしまうとルーターに負担がかかり速度も出づらくなってしまいます。
もし繋がなくても良いデバイスに繋いでいる場合は、こちらを切ってみてください。
周波数を変更する
ポケットWiFiには2.4GHzと5GHzの2つの周波数が用意されています。
有線で繋げるのであれば繋いでみる
もし有線で繋げられるのであれば繋いでみてください。
WiMAXは専用のクレードルで繋げられますので、もしありましたらお試しください。
ホームルーターなどはルーター自体と繋げられます。
有線と無線を比較すると無線よりも有線は実測が速くなる可能性が高いです。
ポケットWiFi注意点5.契約期間の縛り
光回線やホームルーター・キャリアスマホ(auやドコモ・ソフトバンクなど)・格安スマホ(楽天モバイルなど)には契約期間がありますが、ポケットWiFiもまた契約期間の縛りが存在します。
ですので、契約前にはしっかりと契約期間はどれくらいあるのか、違約金はどれほどかを確認しておきましょう。
契約期間の縛りがあるものでも違約金が激安なBIGLOBE WiMAX +5Gもありますし、違約金のないプランのあるどこよりもWiFiやゼウスWiFiといったポケットWiFiサービスもありますので、そういったことも含め合ったプロバイダを選んでいきましょう。
ポケットWiFiの注意点6.複数人での利用にはむかない
ポケットWiFiは複数人での利用にはむきません。
友人とゲームなどを利用するためにポケットWiFiを一時的に共有するなどは問題なく使える場合が多いですが、家族利用などの場合は接続台数がどんどん増えて最終的に速度が遅いと感じる原因になりかねません。
同時接続台数は余裕を持って残しておくほうがルーターにも負担がなく実測も安定しやすくなるのでおすすめです。
もし同時接続台数が増えそうな場合はホームルーターを検討しましょう。
ポケットWiFiの速度についてよくある質問
こちらでは、ポケットWiFiの速度についてよくある質問をまとめています。
もっとポケットWiFiについて知りたいという方はこちらもどうぞ参考にされてください。
レンタルするタイプのポケットWiFiは速度が遅いって本当?
よくある2年や3年縛りのWiFiサービスではなく、短期利用タイプのレンタルするポケットWiFiのことですね。
ポケットWiFiはレンタル・契約問わず速さはルーターや回線に依存します。
ですので、レンタルだからといって遅くなるということは一概に言えないのです。
もし速度の速いポケットWiFiをと考えているなら、最新機種のルーターでなおかつ速い回線を利用できるものを選んでください。
クラウドSIMよりもWiMAXが速度も安定しておすすめです。
ただクラウドSIMはWiMAXよりも安い特徴があるので、速度で選ぶか・安さで選ぶかよく考えて決めましょう。
速いポケットWiFiランキングを作るならどれが一番?
ポケットWiFiの中で現在最も速度が出るのは最大4.2Gbps出るドコモのポケットWiFiです。
しかし本記事では紹介しておりません。
何故ならドコモのポケットWiFiはポケットWiFi専用のプランがなく、無制限で利用する場合月額7,315円と割高だからです。
7,000円超えるのは光回線でもあまり見ないほどの料金設定ですので、利用しやすさも込みで考えると最大2.7Gbps出るWiMAXが最もおすすめですね。
ポケットWiFiの平均実測通信速度はどれくらい?
ポケットWiFiの平均通信速度は機種により異なるため一概には言えません。
が、口コミを見て平均すると大体50Mbpsほどの実測通信速度なので、利用するには十分な平均速度と言えるでしょう。
WiMAXのSpeed Wi-Fi 5G X11はいつ発売されたもの?
最新機種のSpeed Wi-Fi 5G X11は2021年10月15日に発売されております。
ちなみにホームルーターのSpeed Wi-Fi HOME 5G L12は2021年11月上旬発売の機種、一つ前のSpeed Wi-Fi HOME 5G L11は2021年8月に発売されておりますので2021年は5G対応機種が沢山出た年だったと言えますね。
501HWやE5383、T6などで5Gを利用できますか?
5Gを利用する場合、5G対応のルーターが必要です。
ですので、5G利用をするなら5Gも対応しているpeed Wi-Fi 5G X11などを選びましょう。
ポケットWiFiを利用して実測がとても遅い場合はどうしたらいいですか?
ポケットWiFiを利用して実測がとても遅い場合は、屋内なら窓の近くに置いてみて電波状況をまず見ましょう。
アンテナが増えたり、実測が速くなったりした場合はその場所をルーターの置き場所として定め利用するようにします。
「昨日と比較して遅いと感じる」など直近と比較し遅いのであれば再起動や使ってないデバイスとの通信を切るなどして様子を見てください。
それでも遅いと感じる場合はルーター自体に不具合が生じている場合がありますので、プロバイダに相談してみましょう。
ソフトバンクやauのポケットWiFiはあるのでしょうか?
ソフトバンクとau、どちらもポケットWiFiの取り扱いがあります。
ただソフトバンクはポケットWiFi自体の取り扱いがあるのですが、ポケットWiFi専用のプランがなくしかもギガ上限が50GBなのであまりおすすめはできません。
auはWiMAXルーターの取り扱いがあるので、auのポケットWiFiと言えばWiMAXとなります。
auの場合はWiMAXルーターなのでほぼ無制限で利用できるのですが、auで契約するよりもUQWiMAXコラボプロバイダで契約する方が実質月額料金が安いなどメリットが大きいので、WiMAXはコラボプロバイダを比較しながら検討すると良いでしょう。
<UQWiMAXとコラボプロバイダ比較>
プロバイダ | 月額 | 契約年数 | 実質月額 |
---|---|---|---|
UQ WiMAX | 2ヵ月間:4268円 26ヵ月目以降:4818円 |
2年 | 5310円 |
カシモワイマックス | <3年プラン> 初月1280円 2ヵ月目以降永年4455円 <2年プラン> 初月1280円 2ヵ月目以降永年4708円 |
3年と2年 | 4291円(3年プラン) 4452円(2年プラン) |
BIGLOBE WiMAX | 1~24ヶ月:4378円 24ヶ月目以降:4928円 |
1年 | 4803円 |
Vision WiMAX | <3年プラン> 初月:5038円 1-2ヵ月:5038円 3-12ヵ月:5038円 13-24ヵ月:5038円 25ヵ月目以降永年:5038円 25ヵ月目以降永年:5038円 <1年プラン> 初月:2178円 1-2ヵ月:5973円 3-12ヵ月:5973円 13-24ヵ月:5478円 25ヵ月目以降永年:5038円 |
3年と1年 | 4990円(3年プラン) 5550円(1年プラン) |
※実質月額料金には端末料金や事務手数料が含まれております。
まとめ
本記事ではポケットWiFiについて解説してまいりました。
今や沢山のサービスが誕生しているポケットWiFiは、個人で比較しようとするととても大変な作業になります。
本記事では、プロバイダごとの比較表も用意してありますので、ポケットWiFiについて悩むシーンなど訪れた際は是非参考にされてください。
本記事で最もおすすめしたいポケットWiFiはWiMAXになります。
ポケットWiFiを比較して最も速いのはドコモのポケットWiFiですが、ドコモのポケットWiFiはポケットWiFi専用のプランがなく平均月額料金よりも高いので、月額料金も平均ほどで安く比較した中でも最大速度が速いWiMAXがおすすめだと結論付けました。
「もっと比較した詳しい記事を読みたい!」
「通信速度だけじゃなく多面的に比較した記事があれば読みたい」
などございましたら、本記事とはまた別に無制限のポケットWiFiについて詳しく解説した記事もございますので、そちらも併せてチェックしてみてください。