水道水で水出しのお茶や麦茶を作っても問題ない?煮出しで作る場合のポイントも解説

水道水でお茶

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日本の水道水は安全と言われているけど、そのまま水出しのお茶を作るのに使っても問題ないか気になる人も多いのでは?
近年では水道水の水質に関する問題も起きていますよね。

この記事では水道水で水出しのお茶や煮出しのお茶を作る時に、美味しく安全に飲むためのポイントを解説します。

目次

水道水で水出しの緑茶や麦茶を作っても問題ない?

水道水お茶

冷たいお茶を飲みたい時、お湯を沸かして冷やしたりする必要がない「水出しのお茶」は便利で自宅で作る人も多いと思います。

水出しのお茶を作る時に使う水は水道水をそのまま使ってもいいのか心配な人もいるでしょう。

結論から言うと、水道水をそのまま使っても問題はありません。

ただし安全と言われている日本の水道水も近年PFASによる汚染や鉛製給水管による鉛中毒での健康被害も問題になっているので100%安全とは言えない状況です。

水道水はそのまま飲んでも問題ないが臭いが気になる場合も

日本の水道水は水質を厳しく管理しているのでそのまま飲んでも健康に害はないと言われています。

なので水出しのお茶を作るのに水道水をそのまま使っても問題はないと言われています。

ただ、水道水には水の殺菌のために塩素が使われているので水道水特有のカルキ臭が気になったりすることがあります。

また消毒されているとはいえ有害物質がゼロというわけではなく、発ガン性が疑われるトリハロメタンが含まれていたり、近年話題になっているPFASによる河川の汚染問題もあります。

マンションなどの集合住宅の場合は貯水槽を経由して各居室に水道水が分配されますが、貯水槽はマンションごとの管理になる為、建物によって衛生状況はまちまち。

健康被害を及ぼす恐れのある鉛製の給水管は23年3月時点で約203万件残っていることがわかっています。
山口市では水道水を飲んでいた30代の男性が鉛中毒による手足のしびれなどで車椅子生活を強いられるなど重大な健康被害も出ていて他人事とは思えません。

鉛は塩素やトリハロメタンと異なり煮沸で除去することができません。
きちんと対策をしたい方は水道水をそのまま使うのは控え、煮沸だけで済まさずに鉛を除去できる浄水器やウォーターサーバーの設置を検討すべきです。

水出しのお茶を美味しく作るポイント

水出しの麦茶やお茶を水道水を使って作る時に、美味しくかつ安心して飲めるようにするポイントを紹介します。

水道水は浄水することで安全で美味しく

日本の水道水はそのまま飲んでも安全と言われていますが、最近ではPFASによる河川や地下水の汚染、鉛製給水管による鉛中毒での健康被害なども問題になっています。

水出しのお茶を水道水を使って作りたい場合は、浄水器やウォーターサーバーで水道水を浄化し不純物を取り除くと安心です。

安価な浄水器の中にはPFASや鉛の除去に対応していないものも
浄水器やウォーターサーバーを選ぶ際は、PFASや鉛の除去に対応しているか「除去物質」を確認するようにしてくださいね!

水出しお茶の味にこだわるなら天然水がおすすめ

水道水ならコスパ良く水出しのお茶が作れますが、コストよりも安全面や味を重視したい!

そんな方は水道水をそのまま使うのではなく、ボトル宅配型の天然水ウォーターサーバーやペットボトルで天然水を購入して使うのがおすすめ。

天然水には種類があって硬水と軟水がありますが、水出しのお茶に使うなら「軟水」がおすすめ

軟水は含まれるミネラル成分のバランスがよく味もまろやかで飲みやすいのに対して、硬水はミネラル成分が多い分独特の香りや苦味を感じることがあります。

天然水を使う時は水出しのお茶の味や香りを邪魔せずまろやかに仕上がる軟水がおすすめ!

水道水で煮出しのお茶を作る時の注意点

水道水お茶

水道水で煮出しのお茶を作る時にも気をつけたいポイントがあります。

水道水で煮出しのお茶を作る時のポイント
  • 煮沸時間に気を付ける
  • 常温で放置せず早めに飲み切る

詳しく見てみましょう。

煮沸時間に気を付ける

水道水で煮出しのお茶を作る時に煮沸時間が短すぎる人は要注意!

なぜなら水道水には少なからず発ガン性が疑われるトリハロメタンが含まれていて、このトリハロメタンは厄介なことに3分以下の煮沸時間では除去されるどころか増殖してしまうと言われているからです。
またカルキ臭が残りお茶の味わいに影響する可能性も。

つまり煮沸が不十分だとトリハロメタンや残留塩素を取り除くことができません。
水道水中の不純物をきちんと取り除きたい場合は煮沸を最低10分は行うのがおすすめ。

お湯が沸騰したらすぐに火を止めずに弱火にしてヤカンなどの蓋を軽く開けておくとカルキ臭も抜けやすいです。

ただ万が一水道水に鉛やPFASが含まれていた場合、煮沸で除去することはできません
水の汚染が気になる人は浄水器やウォーターサーバーなどで一度水道水を浄水してから煮出しのお茶に使うと安心です。

常温で放置せず早めに飲み切る

水道水を沸騰させると消毒に使われていた残留塩素が抜けてカルキ臭が気にならなくなりますが、殺菌効果は逆になくなってしまいます。

水道水で煮出しのお茶を作ったら常温で放置せずに冷蔵庫で冷やす、そしてできるだけ早めに飲み切ることで雑菌の増殖を防ぐことができます。

浄水器やウォーターサーバーで水道水を浄水した場合も塩素が取り除かれるのでなるべく早めに飲み切ってしまいましょう。
市販のミネラルウォーターや天然水ウォーターサーバーのお水にも塩素などの消毒成分が含まれていないので同様です。

水道水から水出しや煮出しでお茶を作る場合はそれぞれ気を付けたいポイントがあります。

美味しく安全にお茶を飲むためにも、健康に気を遣いたい人はぜひ取り入れてみてください。

特に近年では安全と言われていた日本の水道水の水質や安全性に問題がある地域も出てきていて、実際に健康被害にあってしまった方もいます。

水道水や水は生活に欠かせないものなので、自分や家族の健康を守るためにも浄水という選択肢を考えてみる価値はあると思います。

この記事は執筆された時点での情報を元に記載されております。文書・写真・イラスト・リンク等の情報については、慎重に管理しておりますが、閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。 記載内容や権利(写真・イラスト)に関するお問合せ等はこちら

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この記事を書いた人

上場企業で商品企画やマーケティングを担当。自社サービスサイトの立ち上げから関わり1年で月間約40万アクセスを記録。
様々な企業の商品リサーチ、サービスの裏側を見てきたからこそ分かる、商品選びの際の着目するべきポイントなど役に立つ情報を発信していきます!

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