ポケットWiFiとホームルーターどっちがおすすめ?徹底解説!

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工事不要ですぐに契約・利用できるポケットWiFi(ワイファイ)とホームルーター(据え置き型のWiFi)、どちらもおすすめできるインターネットサービスです。

しかしこのポケットWiFiとホームルーターの2つは、便利なのは間違いないのですが、正直違いがわかりづらいのも事実なんですよね。
人によっては「違いがわからないからどちらを選んだらいいんだろう?」と悩まれているのではないでしょうか。

本記事では、そんな疑問に答えるべく「ポケットWiFi」と「ホームルーター」の違いについてわかりやすく解説しています。

「ホームルーターとポケットWiFiの違いは何?」
「どっちがより安く使えるの?」
「速さが安定しているのを選びたいんだけどどっちがいいんだろう?」
「ホームルーターとポケットWiFi、それぞれのメリットとデメリットが知りたい」

このようなお悩みに答えております。
是非参考にされてください。

目次

ポケットWi-Fiとホームルーターの違いとは?

まず初めに、ポケットWiFiとホームルーターの違いを見ていきます。
どちらを選んだらいいかの基礎の部分ですので、是非参考にされてください。

ポケットWiFiとホームルーターって何?

そもそもの話、ポケットWiFiとホームルーターって何なのでしょうか?
まずはそれぞれどんなものなのかを見ていきましょう。

ポケットWiFiって何?

ポケットWiFiとは、その名の通りポケットに入れて持ち運びができるくらい小型のルーターです。
WiFi通信なので、無線でスマホやパソコンをインターネット通信させられるアイテムです。
充電式で、外出先でも利用できるのが特徴です。
ポケットWiFiのほかにも、持ち運びができるWiFiやモバイルルーターなど呼ばれております。

実はポケットWiFi、2009年にY!mobile(ワイモバイル)が出したサービス名「Pocket WiFi」が定着した呼び方ですので正確にはポケットWiFi=モバイルルーターではありません。
しかし、この記事では広く定着したポケットWiFiという名称で統一しています。

ホームルーターって何?

ホームルーターはコンセントに繋いで利用するルーターです。
ホームルーターのほかにも、置き型WiFiや据え置き型WiFiと呼ばれております。
コンセントが必要なので、コンセントのない屋外などでは利用できません。

ただ言い換えるとコンセントさえあれば使えるルーターなので、引っ越しの際や外出先にコンセントさえあれば利用できる優れもの。
ポケットWiFiと同じく便利なアイテムには違いありませんね。

端末のサイズは違うの?

ポケットWiFiとホームルーターの簡単な特徴がわかったところで、本格的に違いを確認していきます。
まず端末のサイズですが、ポケットWiFiとホームルーターでは全く違います。
結論から言うと、ポケットWiFiは小さくホームルーターは大きいです。

どれくらい違うのか、最新機種のSpeed Wi-Fi HOME 5G L12(ホームルーター)とSpeed Wi-Fi 5G X11(ポケットWiFi)で比較してみましょう。

L12(ホームルーター) X11(ポケットWiFi)
大きさ 約101(W)×179(H)×99(D) 約136(W)×68(H)×14.8(D)
重さ 約446g 約174g

※W=幅、D=奥行、H=高さ

高さや重さ、奥行きをみるとは2倍以上の違いがあります。
ポケットWiFiは持ち歩く前提なので小さく軽いのですが、ホームルーターは名前に「ホーム(home)」とつくだけあって置いておく前提の存在感ある大きさです。
持ち運ばないので、あえてこのくらいの大きさがあった方が安定して良いのです。

ただホームルーター、ポケットWiFiよりも大きいとはいえ高さは20cm以下で幅は10cmほど、部屋の雰囲気を壊すような大きさでもないのでその点は安心してください。

ポケットWiFiの端末の中には10cm以下の正方形のものも!

ポケットWiFiの中には10cm以下の正方形の端末も存在します。
たとえばどこよりもWiFiが取り扱っている端末FS030Wは高さと幅が74mm、奥行き17mmで128gの超小型ルーターです。
もしできるだけ小さなルーターが良いと考えているのであれば、こういった超小型ルーターを選択するのもアリですね。

ただし、ポケットWiFiのどれもが全部同じ回線を利用しているわけではありません。
上でご紹介したポケットWiFi「Speed Wi-Fi 5G X11」はWiMAX(ワイマックス)回線と4GLTE・5G回線を利用していますし、超小型ルーターFS030WはクラウドSIM技術を利用したルーターなので3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の回線のどれかに自動接続されるといった特徴があります。

ルーターの大きさも重要ではありますが、できれば回線の特徴も踏まえながら選ぶと後悔が少なくておすすめですよ。

どちらが速度が安定している?

ポケットWiFiとホームルーターを選ぶ時に重要な速度の安定ですが、結論から申しますと安定しているのは断然ホームルーターです。
何故ホームルーターの方が安定しているのかというと、それにはアンテナの強さが関係しています。

ホームルーターとポケットWiFi、大きさを比較してわかるようにホームルーターは大きいですよね。
これはなぜかというと、置くときに安定するほかに内蔵しているアンテナが大きいからという理由があります。
アンテナは大きければ大きいほど電波キャッチもしやすくなりますから、大きなアンテナを持つホームルーターはポケットWiFiよりも速度が安定しているわけですね。

更にホームルーターに内蔵されるアンテナは360°キャッチしやすい強みがあります。
家で利用するルーターといった前提のホームルーターなので、別の部屋や違う階でも利用できるように全方向カバーできる強みがありますから、家で安定した速度のインターネットを考えるなら断然ホームルーターがおすすめです。

利用できるエリアはプロバイダや機種による

速度安定のためにはエリア内かどうかも考えておきたいところです。
例えばホームルーターとポケットWiFi、どちらかが利用できるエリアが狭ければ、それに伴い速度安定にも差がでてきますよね。
しかしこちらに関しては、エリアの違いを考えるときホームルーターとポケットWiFiの違いというよりはプロバイダや機種の違いになるためホームルーターとポケットWiFiのエリア範囲の違いは特に考えなくても大丈夫です。

もしエリアが気になる場合は、機種ではなく契約を考えているプロバイダのカバー範囲をチェックしておきましょう。

同時に接続できる台数は違うの?

ホームルーターとポケットWiFiの同時接続台数は違います。
どれぐらい違うのか、こちらもSpeed Wi-Fi HOME 5G L12(ホームルーター)とSpeed Wi-Fi 5G X11(ポケットWiFi)で比較してみましょう。

L12(ホームルーター) X11(ポケットWiFi)
同時接続台数 40台 16台

ホームルーターとポケットWiFiの同時接続台数を見てみると、2倍近くの差があるとわかります。
ホームルーターの同時接続台数40台を見るととんでもない接続数だとわかりますが、しかし上には上がありドコモ home5G(ホームルーター)は最大65台の同時接続台数、とんでもない数ですね。

もしあなたが家族でインターネットを利用したいと考えるならホームルーター一択です。
ホームルーターなら同時接続台数が多いですし、余裕のある同時接続台数なのでポケットWiFiに比べて回線も混雑しづらいです。

「ポケットWiFiも16台繋げられるなら余裕なんじゃないか?」

と考える方もいらっしゃるでしょう。しかし同時接続台数ギリギリ利用するよりも余裕があった接続台数の方がルーターにも負担が少なく安定します。
また最初は余裕でも段々利用する箇所が増えることもありますので、その意味でも余裕を持った接続台数を選んだほうが利用もしやすくなりおすすめです。

ポケットWi-Fiの3つのメリットとは?

ポケットWiFiとホームルーターの違いがなんとなくわかってきたところで、ポケットWiFiのメリットを見ていきましょう。

「ポケットWiFiの良い点を知りたい」
「ポケットWiFiの優れているのはどこ?」

と言った疑問にはこちらを参考にされてください。
ポケットWiFiのメリットは以下になります。

  1. 家でも外でもどこにいても使用できる
  2. 開通工事が不要ですぐに使える
  3. 月額料金が安い

それぞれどういうことなのか、詳しく解説します。

ポケットWiFiのメリット1.家でも外でもどこにいても使用できる

ポケットWiFiの最大の利点は持ち運びできることにあります。
ポケットWiFiは充電式なので、充電さえしたら外出先でもインターネットを利用できるようになるわけですね。

例えば通勤時にゲームしたい・オンラインで読書したい・動画を見たい方はポケットWiFiを利用すると歩いていてもWiFiに繋げられるので便利です。
カフェや公園・旅行先や出張先でも利用できるため、いつでもどこでも仕事するなんてこともできるようになるわけですね。

海を見ながら仕事をするというのも、ポケットWiFiを利用したら可能になります。
旅行しながら仕事もこなしているなんて人も世の中にはいらっしゃいますが、こういった仕事形態にしたいならポケットWiFiがあると中々役に立つので是非チェックしておきたいですね。

ポケットWiFiのメリット2.開通工事が不要ですぐに使える

ポケットWiFiは開通工事が不要です。
つまり光回線やauひかりなどの固定回線のように工事を待つ必要も工事立ち合いもナシでインターネット環境を整えられるのです。

更にルーターが届いたその日から利用できるため、なるべく早めにインターネット環境を整えたい方にもベストですよね。

リモートワークを導入する会社が多い昨今「急にリモートワークを言い渡されてもインターネット環境自体整えていないよ」とインターネットに悩まれている方も多いですが、ポケットWiFiなら早くて3日、もっと早くて翌日にルーターを届けてくれるプロバイダもありますのでなるはやでインターネットを利用できる環境が必要という方はポケットWiFiをチェックしておきましょう。

「ポケットWiFiも何ヶ月も待たされるって聞いたけど?」

「ポケットWiFiはインターネット環境をすぐに整えられる!」

と聞いて「でもポケットWiFiも何ヶ月も待たされた話、聞いたことあるけど?」と考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はこれ、本当の話で実際にポケットWiFiを何ヶ月も待った例もあります。

ただこちら、現在は解消されておりますので安心してください。
何故何ヶ月も待った方がいらっしゃったのかというと、それはリモートワークを導入する会社が急激に増えた時期があったためです。

新型コロナウイルスによりリモートワークを余儀なくされた会社がリモートワーク導入を図り、ポケットWiFiの需要がいっきに増えた時期。
従来の需要分より上回る申し込みがどのWiFiサービスにも殺到しました。
するとどうなるか、機種が足りずに本来なら営業日3日以内に発送されたルーターの在庫がないためお待たせするという事態に陥ったのです。

その結果半年待った方もいらっしゃいますが、上でも申しました通りこの現象は現在は解消されておりまので安心してください。
もしまた同じような状況に陥った場合はプロバイダそれぞれの公式ページにお知らせが掲載されているか受付中止になっておりますので、申し込みたいプロバイダの公式ページに特に記載がないのであれば問題ないと判断して良いでしょう。

ポケットWiFiのメリット3.月額料金が安い

ポケットWiFiと言えば月額料金が安いのも特徴です。

WiMAXなどホームルーターも取り扱っているポケットWiFiだとホームルーターと月額料金に変わりありませんが、クラウドSIMなどを採用しているポケットWiFiをチェックしてみると、どこよりもWiFiは0~5GBで900円・ゼウスWiFiは20GBで980円(最初の3か月間)など激安です。

つまりプロバイダによって月額料金を大幅に節約できる可能性があるのがポケットWiFiなのです。
WiMAXであってもギガ利用量の上限ナシで5,000円いかないくらいの料金設定、やはりポケットWiFiは全体的に見ても月額料金が安いといえるでしょう。

ポケットWiFiの料金設定はキャリアのギガプランより安い!

スマートフォンのギガプランは正直、ポケットWiFiの料金設定よりも高いです。
どれくらい高いのか、各キャリアのギガプラン料金設定を表にまとめましたのでご覧ください。

キャリア 無制限料金
ドコモ <5Gギガホプレミア>
7315円
au <使い放題MAX5G・4G>
7238円
ソフトバンク <メリハリ無制限>
7238円

使い放題無制限でこの料金設定は、一昔前を考えると高くはないでしょう。
しかし、ポケットWiFiの料金設定と比べるとやはり高いと感じてしまうのも無理はありません。
現に、ポケットWiFiの無制限は5,000円いかないほどなので各キャリアのギガ放題(無制限)プランを利用するよりも安くすむ可能性が高いです。

更にポケットWiFiはプロバイダによって機種を0円無料でレンタルできます。
0円レンタルを選べばかかるのは最初の事務手数料と月額料金のみですから、初期費用も抑えつつ全体的な料金を安くできるポテンシャルがポケットWiFiにはあるということですね。

スマホ料金が高いと感じていて、なおかつギガ放題や毎月ギガを購入している方はポケットWiFi導入で月々の費用が抑えられる可能性がありますよ!

ポケットWiFiの3つのデメリットとは?

ポケットWiFiのメリットを見たところで、デメリットの方も解説していきます。
ポケットWiFiのデメリットは以下になります。

  1. 長時間の使用でバッテリーが切れる
  2. 速度が不安定になる事があり、オンラインゲームには不向き
  3. 通信速度制限がある

箇条書きだけで見てみると、中々不安なデメリットです。
どういうことなのか、こちらも詳しく個別で解説します。

ポケットWiFiのデメリット1.長時間の使用でバッテリーが切れる

ポケットWiFiは特徴の方でもお話しした通り充電式の持ち歩きができるルーターです。
そのため、充電が切れると使えなくなります。
スマホでもそうですが、充電式のものは長時間使用しているといつか充電がなくなり電源が落ちますよね。
ポケットWiFiも同じで、長時間使用し続けていると充電がなくなりますのでこの点は注意しましょう。

ただ、ポケットWiFiはバッテリー状況が液晶に出ます。
なので、ちょいちょいチェックしておけばバッテリー切れの前に充電もできますから安心してください。
ポケットWiFi利用の際は外出先でも充電器を持ち歩いておくなどバッテリー切れに備えておくようにしましょう。

ポケットWiFiのデメリット2.速度が不安定になる事があり、オンラインゲームには不向き

ポケットWiFiは便利なアイテムですが、場合によっては速度が不安定になります。
例えば回線自体が混雑していたり、電波が届きづらい遮蔽物が多めの場所にいたりする場合はどうしても不安定になりがちなのです。

そのためポケットWiFiはオンラインゲームに不向きと言えますね。
簡単なスマホゲームならば問題なく利用できますが、パソコンなどで行うガッツリ型のオンラインゲームだと特に通信容量も多く必要ですので速度が不安定だとストレスフルになってしまいますから、オンラインゲームにポケットWiFiを利用したいと考えている場合は注意しましょう。

ポケットWiFiのデメリット3.通信速度制限がある

ポケットWiFiには通信速度制限があります。
例えばクラウドSIM採用のどこよりもWiFiは利用上限はありませんが1日4GBを超えると翌日まで128Kbpsの速度制限がかかったり、同じくクラウドSIMを採用しているゼウスWiFiはギガを使い切ると128Kbpsの速度制限がかかったりしてしまいます。

一方WiMAXは2022年2月から3日で15GBの通信上限のルールが廃止されましたが、3日で15GBの上限がなくなりほぼほぼ無制限で利用できるようになったものの、一定期間に大容量のデータ通信があった場合は混雑する時間帯に通信速度制限がかかるため完全に無制限というわけではありません。

つまりポケットWiFiには多かれ少なかれ通信速度制限があるのです。
とはいえ、通信速度制限は一時的なものなのでその点は安心してください。

WiMAXの場合は、通信速度制限になっても最大1Mbpsの速度が出るので、動画配信サイトの通常画質程度ならば問題なくみられる場合が多いです。

ホームルーターの3つのメリットとは?

ポケットWiFiのメリットとデメリットを見てきたところで、ホームルーターのメリットも見ていきましょう。
ホームルーターのメリットは3つあります。

  1. ポケットWiFiよりも速度が安定している
  2. ポケットWiFiよりも同時接続台数が多い
  3. 電源コンセントがある場所なら使える

ホームルーターのメリットはポケットWiFiと比較するとよくわかります。
それぞれどのようなメリットなのか、個別に解説していきます。

ホームルーターのメリット1.ポケットWiFiよりも速度が安定している

ホームルーターはポケットWiFiよりも大きなアンテナを内蔵しておりますので、速度が安定しやすいメリットがあります。
ポケットWiFiのように持ち歩くのには不向きですが、家で利用するなら断然ホームルーターがおすすめです。

電波を届ける部分もポケットWiFiより強いので、例えばホームルーターがある部屋とは別のエリアに居ても電波をキャッチしやすいのもポイントです。
できるだけ安定した速度があって家でのみ利用したいという場合はホームルーターを検討しましょう。

ホームルーターのメリット2.ポケットWiFiよりも同時接続台数が多い

ポケットWiFiの同時接続台数は10台~20台ですが、ホームルーターは30台~65台と最大同時接続台数が多いのも魅力のひとつです。
例えば家族で利用したい場合、最大同時接続台数が多いほど余裕をもって接続できるうえにルーターへの負担もありません。

特に昨今はインターネットに繋げると更に便利になる家電が多いですよね。
テレビやエアコンも繋いで便利に利用できる時代になっておりますし、音声認識で声だけで調べたり音楽をかけてくれたりするアレクサなどもあります。
ペットを飼っているご家庭ならば見守りカメラに繋いで外出先でもペットの様子をチェックすることも可能になりますので、そういったサービスを増やしていく可能性を考えると同時接続台数は大いにこしたことはないのですよね。

2人以上で利用したいと考えるのであれば、余裕のある同時接続台数を見積もっておきたいところです。

ホームルーターのメリット3.電源コンセントがある場所なら使える

ホームルーターはポケットWiFiと違って持ち歩いて使うのには不向きです。
しかしコンセントさえあれば使えるので、例えば家からオフィスにホームルーターを移動させて使うなどは可能です。

引っ越しの際も、コンセントからプラグを抜いて持っていけば引っ越し先でも利用できるのでその点も便利ですよね。
光回線などの固定回線は、配線手続きがなければ引っ越し先では利用できません。
その意味では、ホームルーターは自由度が高めのインターネットサービスと言えますね。

ホームルーターの3つのデメリット

ホームルーターは中々良さそうなインターネットサービスだとわかってきました。
しかし、どんなサービスにもメリットがあればデメリットもあります。
ここでは、ホームルーターの3つのデメリットを紹介します。

ホームルーターの3つのデメリットはこちら。

  1. 屋外では使えない
  2. ポケットWiFiより端末サイズが大きい
  3. 光回線より速度が安定しにくい

ホームルーターならではのデメリットですが、それぞれどういうことなのか、こちらも個別に解説します。

ホームルーターのデメリット1.屋外では使えない

ホームルーターはコンセントに刺さなければ利用できない置き型のルーターです。
そのため屋外では使用できません。

ポケットWiFiよりも速度が安定しているのは確かですが、しかし持ち歩きながら利用したいという場合、ホームルーターでは使えない可能性大なのでどこで利用したいかを考え検討するようにしましょう。

ホームルーターのデメリット2.ポケットWiFiより端末サイズがでかい

ホームルーターはポケットWiFiと比べて端末のサイズが大きいのも特徴です。
フラットな見た目で部屋のデザインを損ないづらいのは確かなのですが、ポケットWiFiの2倍以上の大きさがあるので「家で利用するけどできるだけ小さな端末が良い」という場合は不向きです。

ただ配線などもコンセントに刺すひとつのみなので、シンプルな見た目のまま利用できます。
ホームルーターも機種ごとに大きさの記載がプロバイダ公式サイトにありますので、大きさについて心配な場合は契約前にチェックして、置きたい場所に置けるか確かめてみると良いでしょう。

置く場所は、ホームルーターがコンセントがなければ使えないので、コンセントの近くがおすすめです。

ホームルーターのデメリット3.光回線より速度が安定しにくい

インターネット回線でやはり安定している回線と言えば「光回線」です。
ホームルーターは今や最大4.2Gbps(ドコモ home 5Gの場合)の爆速、光回線をこえておりますがそれでも光回線がホームルーターよりも安定しているのは、回線自体を屋内に引き込むためです。

光回線は有線でガッツリ家に引き込んでいるので、電波自体が強いのですね。
ですから、そんな強い回線と比べてしまうとホームルーターは劣ると言わざるを得ません。

ただ普通にインターネットを利用するなら30Mbpsあれば快適と言われておりますから、光回線よりも速度が安定しづらいとはいえホームルーターでも十分快適にインターネットを利用できる可能性は高いです。

ポケットWi-Fiとホームルーターの速度比較

ポケットWiFiとホームルーターの特徴やメリット・デメリットもわかってきたところで、どれくらいの速度なのかも比較していきましょう。
ここでは、速度とどの回線を利用しているかまでプロバイダごとに見ていきます。

ポケットWiFiとホームルーター、それぞれ分けて表にまとめましたので参考にされてください。

ポケットWiFiの速度

プロバイダ名 利用回線 最大速度
BIGLOBE
WiMAX
WiMAX2+
au4GLTE
au5G
2.7Gbps
カシモ
WiMAX
WiMAX2+
au4GLTE
au5G
2.7Gbps
ZEUS
WiFi
au
docomo
softbank
のいずれかに自動接続
150Mbps
GMOとくとくBB
WIMAX
WiMAX2+
au4GLTE
au5G
2.7Gbps
Vision
WiMAX
WiMAX2+
au4GLTE
au5G
2.7Gbps
どこよりも
WiFi
au
docomo
softbank
のいずれかに自動接続
150Mbps

ポケットWiFiは150Mbpsまたは2.7Gbpsの最大速度であるとわかりました。
ただこちらはあくまでも最大速度、必ずしも150Mbpsや2.7Gbps出るとは限りません。

実際はどうなのか知るためにポケットWiFiの実際の速度を口コミを見てみましたところ、16Mbpsから40Mbps弱ほどとわかりました。
最大速度が2.7Gbpsなのに100Mbpsも出ていないことが多いのが現状ではありますが、しかし40Mbps出れば快適にインターネットを楽しめるのでその点を踏まえると決して不十分な速度とは言えませんね。

ただ大量に通信を必要とするオンラインゲームなどはポケットWiFiだと心もとない可能性があります。

ホームルーターの速度

ホームルータープロバイダごとの速度比較

プロバイダ名 利用回線 最大速度
ドコモhome5G ドコモ4GLTE
ドコモ5G
4.2Gbps
BIGLOBE
WiMAX
WiMAX2+
au4GLTE
au5G
2.7Gbps
カシモ
WiMAX
WiMAX2+
au4GLTE
au5G
2.7Gbps
ZEUS
WiFi
au
docomo
softbank
のいずれかに自動接続
150Mbps
GMOとくとくBB
WIMAX
WiMAX2+
au4GLTE
au5G
2.7Gbps
Vision
WiMAX
WiMAX2+
au4GLTE
au5G
2.7Gbps
どこよりも
WiFi
au
docomo
softbank
のいずれかに自動接続
150Mbps

ホームルーターは2.7Gbpsから4.2Gbpsの最大速度であるとわかりました。
ただこちらも口コミで実際どれくらいの速度が出るのか調べてみたところ、最も速い最大4.2Gbpsのドコモ home 5Gで120Mbps~400Mbps、WiMAX利用のホームルーター(最大2.7Gbpsのもの)で50Mbps程とのことでしたので、最大速度分出るわけじゃないことは留意しておいたほうが良いですね。

しかし50Mbpsから400Mbps出るのであれば十分すぎるほどです。
速度面で見るとやはり家でのみ使うのであれば、ホームルーターがおすすめですね。

ポケットWi-Fiの利用がおすすめな人

ポケットWiFiがおすすめな人とはどんな人なのか?
ここではポケットWiFiをおすすめできる方の特徴を紹介しております。
どんな特徴があるのか、以下にまとめましたのでまずはご覧ください。

  • 外でも家でもインターネット環境を整えたい
  • 出張や旅行先にもルーターを持っていきたい
  • 海外でも利用できるルーターが必要
  • できるだけ安く利用したい
  • 利用するギガは無制限じゃなくていい
  • 外でも安全にインターネットを楽しみたい

それぞれどうしてポケットWiFiをおすすめできる人と言えるのか解説していきます。

特徴1.外でも家でもインターネット環境を整えたい

ポケットWiFiは充電式なので外でも自宅でも両方インターネット環境を整えられるアイテムです。
一方でホームルーターはコンセントがある場所限定で利用できるアイテムなので、外でも利用したい方は消去法的にもポケットWiFiがおすすめなのです。

特徴2.出張や旅行先にもルーターを持っていきたい

出張や旅行先にルーターを持っていくならポケットWiFiがおすすめです。
ホームルーターもコンセントがある場所なら使えるので一見、出張や旅行先でも利用できるのではと考える方もいらっしゃる可能性がありますが、しかし出張や旅行の時に大きめのホームルーターを持っていけるかをまず考えたいですね。
出張や旅行では荷物を最小限にすることがとても大切です。

帰りにお土産を買うタイプであればなおさら、余裕のある荷物にしておきたいところですが、この時にホームルーターを持って行ってしまうとかさばってしまうのは必然。
人によるところではありますが、出張や旅行にホームルーターは合わないと言わざるを得ません。
逆にポケットWiFiなら小型、かさばらないので出張や旅行にもってこいです。
出張や旅行が多い方はポケットWiFiがおすすめです。

特徴3.海外でも利用できるルーターが必要

海外出張や旅行をする方の中には、国内外で利用できる併用ルーターが良い場合もあるのではないでしょうか。
実はポケットWiFiの中には、海外でも利用できるルーターもあるのです。

そのルーターとはクラウドSIM採用のルーター、例えばゼウスWiFiは106か国で使用可能なので、海外でも使えるルーターを考えている方にぴったりですね。
ホームルーターは海外では利用できないため、海外利用を考えている場合はポケットWiFiをおすすめします。

特徴4.できるだけ安く利用したい

できるだけ安く利用したい方もポケットWiFiをおすすめします。
ホームルーターの場合料金設定の違いは大きくありませんがポケットWiFiの場合は、プロバイダによっては20GBまでを月2,000円台で利用できコスパが良いです。

自分に合った料金プランを考えていけるところもポケットWiFiの強みですね。
もしそこまでの速度は求めておらず、そこそこでいいから料金プランは安くしたい場合、様々なプロバイダがありなおかつ回線の種類も豊富なポケットWiFiがおすすめです。

特徴5.利用するギガは無制限じゃなくていい

インターネット環境を整えたい方の中には「無制限じゃなくてもいいんだよなあ」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

沢山使う予定はないけど、でもそこそこのギガは必要……そんな時は使いたい分だけ使える無駄のない料金設定のあるプロバイダを選んでください。

WiMAXは一律無制限ですが、クラウドSIM採用のルーターを取り扱っているプロバイダは使った分だけ支払うといった料金設定です。

例えばゼウスWiFiは使いたい分だけのプランを選ぶといった料金設定なのですが、20GBプランなら20GBを越した時点で速度制限がかかる仕様となっております。
どこよりもWiFiは使った分だけ支払うピタッとプランなので、20GB使った月は20GB分の月額料金、40GB使った月は40GB分の月額料金の請求がありますのでやはりこちらも無駄がありません。

「無制限はありすぎる……」

と悩まれている方にはポケットWiFiの使った分だけ支払えるプランが用意されているプロバイダをおすすめします。

特徴6.外でも安全にインターネットを楽しみたい

外出先でフリーWi-Fiを利用した経験がある方もいらっしゃるでしょう。
しかしフリーWi-Fiは手軽とだけあって、知らない人に自分の通信をのぞき見される可能性があるリスクの高い手段です。

もしあなたが外でも安全にインターネットを楽しみたいなら、自分だけの通信を確保できるポケットWiFiをおすすめします。
ポケットWiFiはフリーWi-Fiと違って自分だけの通信なので、外からのぞき見される心配も減り安全度も格段にUPしますから、フリーWi-Fiに頼りがちなかたはポケットWiFiを検討してみてください。

「のぞき見されたところで問題ない」

と考える方は本当にのぞき見されても問題ないのか、流出したら困る連絡先(仕事で取引のある方の番号など)などはスマホやパソコンに入っていないのかをしっかり考えリスクヘッジに努めましょう。

ホームルーターの利用がおすすめな人

ポケットWiFiをおすすめできる方の特徴を見てきたところで、次にホームルーター利用がおすすめの人の特徴を紹介します。
ホームルーターをおすすめしたい方の特徴は以下になります。

  • 工事不要で比較的安定したインターネット環境が欲しい
  • 光回線の工事を待てない
  • 家でインターネットを利用したい
  • 家族で利用したい
  • 繋ぎたい家電が沢山ある
  • 頻繁に住居が変わる

それぞれどうしてホームルーターをおすすめできる人と言えるのか解説していきます。

特徴1.工事不要で比較的安定したインターネット環境が欲しい

光回線は工事が必要な固定回線です。
しかし通信としての強さはお墨付きですが、その分工事がある分初期費用が高くなりますし立ち合いも必要となります。
正直、初期費用も立ち合いも避けられるなら避けたいですよね。
そんな時、ホームルーターは便利です。

コンセントに刺すだけで比較的安定したインターネット環境が手に入るので、願ったり叶ったりなわけですね。
ルーターが届いてすぐに利用できるので、インターネット環境をなるはやでほしいと考えている人にもホームルーターはおすすめできます。

特徴2.光回線の工事を待てない

光回線の工事は半年後なんてことも良くある話です。
正直そこまで待てないという方も少なくないのではないでしょうか。

例え急ぎでない方でも、半年ほど待たなければならないのは長すぎます。
ホームルーターならコンセントに刺すだけでインターネット環境を整えられますし、そのうえルーターが届くのも3日から1週間ほどと早いので急ぎの人でも安心ですよ。

特徴3.家でインターネットを利用したい

特別外でインターネットをする予定がない・ルーターを利用するまでは外では使わない場合、ホームルーターがおすすめです。
外でもルーターを利用したい場合はポケットWiFiがいいのですが、家で重点的に利用するならばアンテナの強いホームルーターの方が快適に利用できますから、利用ステージがほぼ家であればホームルーター一択です。

特徴4.家族で利用したい

家族で利用する場合、同時接続台数が多いホームルーターだとルーターにも大きな負担をかけずに同時接続しても問題ないのでおすすめです。

家族の人数分の同時接続台数があれば問題ないと思われがちですが、時間が経つにつれてインターネットに繋ぐ家電が増える可能性も十分ありますので、余裕を持った回線量があると安心ですよ。
その点ホームルーターは40~65台の最大同時接続台数ですので、家族分プラス家電に繋いでも十分すぎるくらいです。

そもそも家族で利用するならルーターは固定しますし、その意味でも置き型前提のホームルーターだと速度も比較的安定しておりますので家族利用時にホームルーター、おすすめですよ。

特徴5.繋ぎたい家電が沢山ある

今やインターネットに繋げられる家電はとても多いです。
繋ぎたい家電が沢山ある場合も同時接続台数が多めなホームルーターの方が安定しやすいですし、何より家電に繋ぐのであればずっと繋いでいられるように置き型のルーターがおすすめです。
繋ぎたい家電はどれくらいあるかなどを契約前に数えておくと、選ぶ時の判断材料になりおすすめです。
一人暮らしの場合も家電に多くつなぐならホームルーターが安定しますよ。

特徴6.頻繁に住居が変わる

引っ越しが趣味だったり転勤が多かったりする場合、光回線などを引くと引っ越しのたびに転移工事が必要になるため費用がかかりすぎてしまいますよね。
更にマンションなどによっては光回線そのものが引けない場合も……。
しかしホームルーターならコンセントさえあればインターネット環境を整えられますので、頻繁に住居が変わる方にも安心です。

WiMAXのホームルーターの申し込みから利用開始までの手順を解説

ポケットWiFiとホームルーターの違いやそれぞれのメリット・デメリットなどわかってきたところで、評判の良いWiMAXのホームルーターの申し込みから利用開始までの手順を解説します。
ポケットWiFiも同じような流れで契約できますので参考にされてください。

WiMAXのホームルーターの申し込みの流れは以下になります。

  1. WiMAX取り扱いのプロバイダを選ぶ
  2. 申し込み画面に移り利用したいルーターを選ぶ
  3. キャンペーンやセット割などもしっかり選択し申し込む
  4. ルーターが来たらすぐに開け電波状況を確認する

どのような流れになるか、1つ1つ見ていきましょう。

ホームルーター開通の手順1.WiMAX取り扱いのプロバイダを選ぶ

WiMAXは、UQWiMAXのほかに取り扱っているWIMAXプロバイダがす複数あります。
WiMAXと決めているのであれば、UQWiMAXでも問題ないのですが、正直本家UQWiMAXよりも料金やキャンペーンが豊富なWIMAXプロバイダーを選択した方がお得に利用できます。

UQWiMAX以外のWiMAX取り扱いのプロバイダは以下になります。

それぞれの総額と実質月額も表にまとめましたので参考にされてください。

プロバイダ 総額 実質月額 キャンペ-ン
GMOとくとくBB
WIMAX
156684円 4060円
(キャッシュバック13000円で計算)
・他社乗り換えキャッシュバック(20000円まで)
・新規申込キャッシュバック(13000円)
カシモワイマックス 160633円 4291円 商品券6000円
BIGLOBE WiMAX 189420円 4803円 15000円
キャッシュバック
Vision WiMAX 174900円 4719円 5000円
キャッシュバック

ホームルーター開通の手順2.申し込み画面に移り利用したいルーターを選ぶ

お好きなプロバイダで用意されているルーターを選びます。
現在、5G対応のルーターを各プロバイダ取り揃えていますので、その中からお好きなものを選びましょう。
お気に入りの機種がある場合はそちらを選びますが、WX03などの5G非対応のものは取り扱いがないので注意しましょう。

ホームルーター開通の手順3.キャンペーンやセット割などもしっかり選択し申し込む

ルーターを選んだらキャンペーンやセット割なども選択し申し込みましょう。
WiMAXの場合、auやUQスマホが安くなるセット割が用意されていますので、auやUQユーザーは必ずチェックしておいてください。

ホームルーター開通の手順4.ルーターが来たらすぐに開け電波状況を確認する

申し込んだ後、ルーターが家に届いたらすぐに開封し電波状況を確認します。
できるだけ2、3日以内に開封して電波がしっかり届いているか確認しましょう。

万が一電波が届かず使えないといった場合は初期契約解除制度も視野に入れます。
初期契約解除制度は契約してからまたはルーターが届いてから8日以内に申し出ることで違約金ナシで解約できる制度です。
契約日から8日か、ルーターが届いてから8日かはプロバイダにより異なるので契約前にチェックしておきましょう。

まとめ

ポケットWiFiとホームルーターの違いについて解説しました。
それぞれメリットとデメリットがありますので、各々でルーターを利用する場面を考えながらどちらを選ぶか考えたいですね。

もしポケットWiFiについてお悩みであれば、以下の記事をご覧ください。
あなたに最適なルーター選びの参考になりますように願っております。

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この記事を書いた人

大手企業の営業から人事や総務まで幅広い業務を責任者として歴任しました。
色んな人に接してきた経験から得た幅広い視野で商品を紹介します!

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