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プロパンガスを安くするおすすめ方法!完全解説!
それぞれのガス会社ごとに料金差はもちろんありますが、プロパンガスの料金は基本的に都市ガスより高くなるとされています。
都市ガスアリアではなく、プロパンガスを利用しているご家庭は
- ガス料金を安くする方法はあるのか?
- ガス会社は変更できないのか?
- おすすめの節約方法を知りたい!
などが気になるところでしょうか。詳しく解説していきます!
まずはプロパンガス料金の仕組みを知ろう
プロパンガス料金は、どのような仕組みで決まるのでしょうか。
まずは、料金が決まる仕組みと値上げについて理解しておきましょう。
「基本料金」と「従量料金」で構成される
ガス料金の内訳は基本的に下記のようになっています。
- (ガス料金)=(基本料金)+(従量料金)
- (従量料金)=(単位料金)×(ガス使用量)
基本料金は、月額固定で支払う料金のことです。
基本料金が一律の会社もありますが、ガスの使用量に応じて基本料金が設定されることが一般的です。
基本料金に含まれるのは、検針費・ガスボンベ配送費・ガスメーター交換費・ガス漏れ対処費などです。
従量料金は、ガスの使用量に応じて支払う料金のことです。
1㎥ごとの単位料金にガスの使用量をかけて算出します。
検針票に従量単価を記載していないガス会社もあるでしょう。
その場合でも、従量料金とガス使用量が記載されていれば、「従量料金÷ガス使用量」で従量単価がわかります。
輸入価格の高騰などで値上げもある
プロパンガス料金が値上げする要因は複数ありますが、特に影響しやすい要素の1つが、輸入価格の高騰です。
プロパンガス料金は、CPと呼ばれる指標に大きく左右されます。
CPとは、世界最大の原油産出国であるサウジアラビアでの船積み価格です。CPと原油価格は相関関係にあるため、CPが高騰すると一般消費者が支払うガス料金は値上がりします。
プロパンガスの1ヵ月の平均使用量
まずは、自分の家のガス使用量が多いのか少ないのかは、みなさん気になるところかと思います。
そこで、世帯人数ごとに、1ヵ月の平均使用量を確認してみましょう。
世帯別のプロパンガス平均使用量(1ヶ月あたり)は以下の通りです。
世帯人数 | ガス平均使用量 / 月 |
---|---|
1~2人 | 6.5㎥/ 月 |
3人 | 8.9㎥/ 月 |
4人 | 11.3㎥/ 月 |
5人 | 11.7㎥/ 月 |
6人 | 12.0㎥/ 月 |
7人 | 11.8㎥/ 月 |
4人から7人のガス料金がほとんど変わらないのがわかりますね!
ガスの節約は1~3人の住まいが一番効果的なのかもしれません。
ガスの使用量は、毎月届く検針票で確認できます。
もし上記の使用量よりも多い場合、ガスの使い方を見直した方が良いかもしれません。
使用量ごとの料金の目安
LPガスの月別価格を見ると、2023年8月の基本料金の平均は約1,900円、使用量ごとの小売価格は以下の通りです。
ガス使用量 | ガス料金 / 月 |
---|---|
5m3 | 5,471円/ 月 |
10m3 | 8,910円/ 月 |
20m3 | 15,439円/ 月 |
50m3 | 33,512円/ 月 |
上記それぞれの従量単価の目安は、以下のように計算できます。
5立方メートル:(5,471円−1,900円)÷5立方メートル=714円
10立方メートル:(8,910円−1,900円)÷10立方メートル=701円
20立方メートル:(15,439円−1,900円)÷20立方メートル=677円
50立方メートル:(33,512円−1,900円)÷50立方メートル=632円
従量単価を上記の数字とすると、世帯人数別のプロパンガス料金の平均目安額は、以下のように計算が可能です。
1人・2人世帯:1,900円+(714円×6.5立方メートル)=6,541円
3人世帯:1,900円+(701円×8.9立方メートル)=8,139円
4人世帯:1,900円+(677円×11.3立方メートル)=9,550円
5人世帯:1,900円+(677円×11.7立方メートル)=9,821円
ご自身の家庭のガス料金と全国平均と比べてみてください。
プロパンガス料金を安く抑える方法は?
プロパンガスの料金が都市ガスより高くなる理由としては、消費者が積極的にガス会社を比較しないことも挙げられます。
プロパンガス会社を自由に選べる事実を知らない方が多いという事でしょう。
プロパンガスは都市ガスと同じく、2017年4月のガス自由化により自由化されたと思われがちですが、実際には都市ガスよりもかなり前に自由化しています。相場より料金が安い業者も数多く存在するため、丁寧に比較すればガス料金を抑えられるでしょう。
ガス会社を変更して料金を安くしよう!
持ち家(一戸建て)の場合は思い切ってガス会社の変更を検討するのがおすすめです。
今より料金が安い業者を見つけることができれば、使い方や生活環境を変更せずにガス料金を下げられます。
都市ガスに変更する
プロパンガス料金が高いことから、自宅近くに都市ガスの本管が通っていれば、都市ガスに変更してガス代を節約したいと考える方も多いでしょう。
プロパンガスから都市ガスへの切り替え工事費用は、自宅周辺の都市ガス本管の敷設状況によって大きく異なります。
プロパンガスから都市ガスへの変更・切り替えを行う上で、必要となる費用について解説します。
ガス導管の引き込み工事にかかる費用は、平均10~15万円前後ですが、自宅からガス本管までの距離が遠い場合には、本管の工事費用が別途発生する場合があります。
なお、上記の金額にプラスして家屋内の配管工事費用やガス機器の費用などが発生するため、プロパンガスから都市ガスへの実際の切り替え費用の総額は、先程提示した金額よりも高くなります。
プロパンガスを安くする方法『節約術』
ここでは、ガス料金の効率的なおすすめ節約術とテクニックを解説していきます!
ガスの使用は生活に欠かせないため、節約は難しいのではないかと思われがちですが、入浴や料理、洗い物など多くのガスを使用するシーンを見直すと意外なところで無駄が見つかります。
ガスのほとんどはお風呂とキッチンで使われています。
まずは、お風呂のガス代の節約方法を見ていきましょう。
お風呂場での節約術
お風呂場におけるガスの使いすぎに気をつければ、ガス料金だけでなく水道料金の節約にもつながります。
お風呂場でできるガスの節約術を解説していきます。
- お湯がたまったらすぐに入って追い焚きの回数を減らす
- シャワーを出しっぱなしにしない
- シャワーヘッドの変更
- 湯船用のふたや保温シートを使ってお湯の温度低下を防ぐ
- 自動お湯張り機能がない場合は自動でお湯が止まるアイテムを活用する
キッチンでの節約術
次にキッチンのガス代の節約方法を見ていきましょう。
いつものやり方にひと手間加えたり、電化製品と上手く組み合わせたりすることで、ガスの使用量を削減できることがあります。キッチンでのガスの使い方を解説します。
- ガスコンロの火力は中火にする
- 底が平らなフライパンや鍋を使って熱効率を高める
- ガスを使わない電子レンジや炊飯器を料理で活用する
- フライパンや鍋を使う前に水気を拭き取る
- 余熱を利用してガスの使用時間を短縮する
- 鍋でお湯を沸かす際は鍋にふたをする
- ガスバーナー部分を小まめに掃除する
リビング(居間)
リビングで使用する代表的なガス機器が、ガスファンヒーターとガス温水式床暖房です。
節約につながるそれぞれの使い方を解説します。
- ガスファンヒーターの温度は20℃に設定する
- ガスファンヒーターのフィルターを定期的に清掃する
- ガス温水式床暖房の上にカーペットやじゅうたんを敷く
- ガス温水式床暖房の自動運転機能を活用する
- 消し忘れを防ぐために暖房器具のタイマー機能を使う
- 暖かい衣服を着用して暖房器具の温度を下げる
さらに詳しく解説してるのでこちらも読んでみてください。
まとめ
プロパンガスの料金は都市ガスより高くなる傾向になることがわかりましたね。
しかし、ガス会社をきちんと比較すれば今よりガス料金を下げられる可能性があります。
まずは自宅のガス料金が適正かどうか確認し、平均より高いようならガス会社の変更を検討してみましょう。
ガス会社の変更が難しい場合は、ガスの使い方を見直すだけでも節約につながります。無理なくできる範囲で少しずつ実践しましょう。